――純烈さん自体は、基本的には同じメンバーのまま、ファンの方と一緒に年齢を重ねていくわけですね。

後上:70代になった純烈が90代の方に向けて歌う「プロポーズ」とか、ちょっと見てみたいですね。

――年齢的な不安などはありますか?

酒井:俺らは割とほんわかしているので。小田井さんは欲の塊。売れたいし、まだまだいきたいしって。

小田井:年齢に対する焦りが人一倍あるから。体力的にキツいと思っても、みんな僕の年齢に達してないから共有できず、それに対しての焦りはずっとありました。45歳過ぎてからやばいくらい体力が落ち、疲れ方や疲れの抜けなさが半端ない。それが年々ひどくなってくるから、続けるのはしんどいなって。辞めるという決断は勇気がいりましたけど、これ以上いてもメンタル的にも体力的にも自分がしんどいやろうなと。小田井さんのせいで足引っ張られているやんって思われる前に辞めようと思ったんです。ポカも増えてきて。

酒井:でも小田井さんより後上さんの若年性ポカがひどい。年間何回財布なくすねん問題(笑)

小田井:一昨日、財布をなくしたばかりで、昨日今日は心ここにあらずだと思う。

後上:それが、財布なくしすぎて全く焦りがないんです。次は財布にチップを入れようって。なくしても見つかるようにしておけばOKでしょって。

酒井:もともとのキャラもあるけど、ここ最近多発しているね。

白川:でも、リーダーも落とし物多くない!? 財布や携帯を落としたり、衣装忘れちゃうとか。けっこう落としているイメージ。

後上:裕二郎さんが本当にないから。

酒井:僕は新メンバーで頭いっぱいだから(笑)

――お三方は、体力の限界を超えても、できる限り活動していきたいという思いでしょうか。

酒井:そう。最後は「ファンのみんなありがとう」って、ファンの方が天に昇っていくのを歌いながら手を振る“スーパー線香アイドル”でいきたいと思います。

白川:決まったね(笑)

酒井:決まったかな(笑)

――白川さんと後上さんも同じ思いですか?

後上:長く続くってすごくありがたいことだと思うし、続けられるだけ続けられたらいいなと思いますね。

白川:できればそういう風になればいいかなと。最後は骨までも拾ってあげたいです。

――ファンの方への愛がすごいですね。後輩グループもいずれはそういう風になってほしいですか?

酒井:世代が違うので、彼らは彼らの、同世代や上の世代に可愛がっていただける感覚・距離感で楽しくやってもらえればと。なり手がいるのかもまだわからないですし、芸能界は水物の世界なのでわからないですけど、若いファンの皆さんを見たときに、下のグループも作ってあげたほうが喜んでくれる人が多いなという手応えを、純烈をやりながら感じました。