泣ける日本の映画について昔の作品から最新の話題作まで、マイナビニュース男女会員513人にアンケートを実施。「泣いた映画のタイトル」とその理由を聞いてみました。泣ける海外映画は別途記事にて紹介しています。
泣ける邦画ランキング
- 1位『火垂るの墓』(1988年公開:36.3%)
- 2位『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年公開:13.3%)
- 3位『おくりびと』(2008年公開:12.7%)
- 4位『君の膵臓を食べたい』(2013年公開:11.5%)
- 5位『永遠の0』(2017年公開:11.2%)
- 6位『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年公開:10.9%)
- 7位『幸せの黄色いハンカチ』(1977年公開:10.3%)
- 8位『八日目の蝉』(2011年公開:9.4%)
- 9位『いま、会いにゆきます』(2004年公開:9.1%)
- 9位『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年公開:9.1%)
- 11位『余命1ヶ月の花嫁』(2009年公開:8.6%)
- 12位『この世界の片隅に』(2016年公開:6.8%)
- 13位『そして父になる』(2013年公開:5.9%)
- 14位『ROOKIES-卒業-』(2009年公開:5.6%)
- 15位『万引き家族』(2018年公開:5.0%)
- 16位『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(2007年公開:4.7%)
- 17位『手紙』(2006年公開:4.4%)
- 18位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年公開:4.1%)
- 18位『おおかみこどもの雨と雪』(2012年公開:4.1%)
- 20位『映画 聲の形』(2016年公開:3.8%)
- 21位『四月は君の嘘』(2016年公開:3.5%)
- 21位『ツナグ』(2012年公開:3.5%)
- 21位『LIMIT OF LOVE 海猿』(2006年公開:3.5%)
- 24位『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年公開:2.9%)
- 24位『恋空』(2007年公開:2.9%)
- 26位『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年公開:2.7%)
- 26位『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(2001年公開:2.7%)
- 28位『子猫物語』(1986年公開:2.7%)
- 28位『糸』(2020年公開:2.4%)
- 30位『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016年公開:2.1%)
- 30位『Love Letter』(1995年公開:2.1%)
恋愛ものから家族ものまで…泣ける邦画作品のあらすじとキャスト {#ID34
続いて、その作品を選んだ理由を作品ごとにユーザーレビューを交えて紹介します。
1位『火垂るの墓』
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出典:amazon
直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説をアニメ映画化。終戦が近づく神戸を舞台に、戦災孤児となった兄妹の運命を描く。
監督:高畑勲
公開年:1988年
ユーザーレビュー
・「戦争のせいで貧しくなり、最後に妹が亡くなったことが悲しくて泣いた」(44歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「戦時中、親を無くした子供が沢山いただろう、苦労しただろうことを思うと、泣けた」(60歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「戦時中、助けあって生きる兄弟の姿がいじらしい。最後、病気で亡くなってしまう節子がかわいそうすぎる」(46歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「戦争の悲劇と虚しさ、兄弟だけで生きていこうとするのにそれができなくなった切なさが描かれていて、戦争はよくないと考えさせられる映画でした」(46歳男性/環境・リサイクル/公共サービス関連)
・「子供のとき観たときは主人公と妹が可哀想だったが、大人になって観たとき主人公に対して印象が変わった。だがやっぱりつらくて悲しい作品」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「現代では思いもよらない、過去に生きた人たちのつらさや悲しさを学習できる傑作だと思います。平穏な日々がある日突然、正反対の地獄絵に変わる様子や、兄が妹を思う気持ちが如実に描かれており、途中から涙が止まらなくなります」(58歳男性/教育/事務・企画・経営関連)
・「悲惨な戦争を二度と繰り返してはならないと思った」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「最後の終わり方が切なすぎていつも泣いてしまいます」(39歳男性/放送・新聞/営業関連)
・「戦争の犠牲になるのはまず弱いもの。いたいけな子供があんな目にあうのはやりきれない」(59歳女性/繊維・アパレル/販売・サービス関連)
・「一度は観るべき映画。でも、二度と観られないと思うくらい悲しい映画だった」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)
2位『世界の中心で、愛をさけぶ』
片山恭一のベストセラー小説に、新たなストーリーを加え映画化。白血病に倒れた初恋の相手との思い出を辿っていくラブストーリー。
監督:行定勲
公開年:2004年
ユーザーレビュー
・「恋愛だけでなく自然の美しさもよかった」(55歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他技術職)
・「主人公の悲しい境遇にもかかわらず生きようとする姿勢に泣けました」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「愛する人を亡くした喪失感がすごかった」(55歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「悲しいシーンでの音楽が素晴らしかった」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「自分の経験に重ね合わせたことがある」(52歳男性/銀行/営業関連)
・「年代設定が自身にぴったりだった」(49歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「長澤まさみが好き」(51歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
3位『おくりびと』
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出典:amazon
とあるきっかけで納棺師となった男が、仕事を通じて死と向き合う中で自らの人生を見つめなおしていくヒューマンドラマ。
監督:滝田洋二郎
公開年:2008年
ユーザーレビュー
・「納棺師という職業を知ることができて、奥深い内容でした」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「裏方さんの違う角度からの作品。勉強になったし、その方の生きざまに感動しました」(58歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「人間の最後の姿、あの世に送る過程、考えさせられた」(50歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「演技のうまさにのめりこむ」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「キャストが良かった」(54歳男性/建築・土木/建築・土木関連技術職)
4位『君の膵臓を食べたい』
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出典:amazon
病を抱える少女の言葉をきかっけに教師になった男が、彼女との数カ月間の思い出をめぐらせていく青春ドラマ。翌年にはアニメ映画も公開。
監督:月川翔
公開年:2017年
ユーザーレビュー
・「単に『死』というものに対しての悲しみだけでなく、その後の主人公の動き、心の機微などが泣けた」(41歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「浜辺美波の演技が素晴らしく、引き込まれました」(51歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「原作知らず見て泣いた」(47歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)
・「人生の儚さを今一度知った」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「とても切ない青春映画だった」(59歳男性/その他/その他・専業主婦等)
5位『永遠の0』
百田尚樹のベストセラー小説を映画化。人生に迷う男が、実は祖父が太平洋戦争で戦死した男だと知ってその人生を調べ始める。
監督:山崎貴
公開年:2013年
ユーザーレビュー
・「夏に観たので、ますます胸に来るストーリーだった」(53歳男性/教育/公共サービス関連)
・「知られざる日本人の話と、その臆病ながらもストイックな姿勢に惹かれた」(50歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事事務・企画・経営関連)
・「戦争の悲しみが岡田准一さんの演技力で引き出された」(55歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)
・「感動より怒りで泣けた」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
6位『ALWAYS 三丁目の夕日』
西岸良平のコミックに脚色を加えて実写化。昭和33年の下町を舞台に、そこに生きる人々の暮らしや悲喜こもごもを綴る群像劇。
ユーザーレビュー
・「懐かしい気持ちでいっぱいになる。早く大人になりたいと思ってた頃には戻れないので感慨深くせつない」(56歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「知らない時代なのに懐かしさがこみ上げる」(41歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「昭和の世界が垣間見れてよかった」(59歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「とても懐かしく子供の頃の苦労を思い出した」(51歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
7位『幸せの黄色いハンカチ』
刑務所で刑期を終えた中年男性と、偶然出会った若い男女のそれぞれの愛の形を描いたロードムービー。
監督:山田洋次
公開年:1977年
ユーザーレビュー
・「帰ってくることを信じて待っている女性の姿を見て、なんとも言い難い切なさを感じました。高倉健さんの不器用な演技もとても哀愁が漂っていて泣けました」(53歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「高倉健、桃井かおり、武田鉄矢とのコンビネーションがバツグン」(55歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「刑務所を出た主人公が妻の待つ家に戻ったときに、黄色いハンカチが所狭しにぶら下がっていたラストシ-ンが最も泣ける瞬間でした」(60歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「健さんの演技がすばらしかったです。夕張のロケ地にも行きました」(58歳男性/官公庁/公共サービス関連)
8位『八日目の蝉』
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出典:amazon
角田光代の小説を映画化。実母の不倫相手に誘拐されて4歳まで育てられた恵理菜は、21歳になり家庭のある男の子を妊娠してしまう。
・「誰も救われない悲しさがあった。でも優しい瞬間があったことが救いかもしれない」(48歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「人間の奥深さを見せてくれた映画」(69歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「生活というのは綺麗事でなく、ものすごく重いものだと思った」(58歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「育ての親と娘の別れのシーンが切なかった」(46歳女性/その他/その他・専業主婦等)
9位『いま、会いにゆきます』
市川拓司の小説を映画化。亡くなったはずの妻が戻って来たことで、失意に沈んでいた父と息子が妻の本心を知っていく奇跡のドラマ。
監督:土井裕泰
公開年:2004年
ユーザーレビュー
・「泣きそうな震えるような声でいわれたセリフにぐっときてしまった」(47歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「竹内結子が好きで見た記憶があるけど感動したことしか覚えてない」(41歳女性/建築・土木/建築・土木関連技術職)
・「悔しいが、泣くだけなら一番泣けた」(42歳男性/インターネット関連/IT関連技術職)
9位『鉄道員(ぽっぽや)』
浅田次郎の短編小説を実写化。廃線間近のローカル線の駅で、定年を控えた鉄道員に訪れる奇蹟を静かに捉えた人間ドラマ。
ユーザーレビュー
・「志村けんさんの演技がとても印象に残っている。高倉健さんも名演技だと思う」(56歳男性/広告・出版・印刷/営業関連)
・「高倉健の演技に泣けた」(56歳女性/その他/その他・専業主婦等)
11位『余命1ヶ月の花嫁』
乳がんによって余命1カ月と宣告された女性の闘病生活を題材としたノンフィクションの物語を、映像化した作品。
ユーザーレビュー
・「ノンフィクション作品だったので身近に感じられました。まさしく涙なくしては観られない良作でした」(51歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「寂しく悲しくつらい現実。若くして死んでしまうなんて……」(59歳男性/リース・レンタル/営業関連)
12位『この世界の片隅に』
昭和の時代に18歳で嫁いだ主人公が、戦時下の困難な状況にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描いた物語。
ユーザーレビュー
・「日常をしっかり描いているのが良かった」(44歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「戦時下でもひたむきに明るく生きようとする姿に泣けた」(63歳女性/食品/販売・サービス関連)
13位『そして父になる』
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出典:amazon
生まれた時に息子を取り違えられ、育ててきた子供とは血がつながらないことを知った父親の苦悩と葛藤を描くヒューマンドラマ。
ユーザーレビュー
・「父親としての意義を考えさせられた」(53歳男性/専門店/その他)
・「福山雅治の演技に泣けた」(54歳男性/その他/その他・専業主婦)
14位『ROOKIES-卒業-』
森田まさのりのコミックを原作にしたTVドラマに引き続き、映画化。個性豊かな野球部の面々が、熱血教師とともに憧れの地・甲子園に臨む。
ユーザーレビュー
・「ヤンキーと仲間と野球と熱血先生、よくあるパターンの青春ものですが、やはり泣いた。自分の若い頃を思い出しながら、この後こうなるだろうと予測できるのにやっぱり泣けてくる。青春ものの良さですね」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「友情に感動した」(53歳男性/輸送用機器/メカトロ関連技術職)
15位『万引き家族』
東京の下町に住む万引きで生計を立てている一家の日常を描いたヒューマンドラマ。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、是枝裕和監督の代表作の一つでもある。
ユーザーレビュー
・「疑似家族でもお互いの思いやりがあれば、本当の家族と同じだと感じた」(65歳男性/建築・土木/建築・土木関連)
・「ストーリーに大変感動した」(54歳男性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)
16位『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』
リリー・フランキーの自伝小説を実写映画化。女手一つで育ててくれたオカンに罪悪感を抱きながらも、ボクは美大に通いながら自堕落な生活を続けていて――。
・「お母さんの愛情の深さに感動する」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)
17位『手紙』
弟のための学費欲しさに強盗殺人を犯し、服役中の兄を持つ青年が、愛する女性の幸せのためにある決意をかためていく。
監督:生野慈朗
公開年:2006年
ユーザーレビュー
・「兄弟関係に泣けた。弟は兄を慕う」(55歳男性/不動産/営業関連)
18位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
結婚を約束していた20代のカップルの彼女が、結婚式の3カ月前に原因不明の病でこん睡状態に陥ってしまい――。
ユーザーレビュー
・「植物状態になった彼女を待ち続ける彼の献身的な姿に感動しました」(58歳女性/その他/その他・専業主婦等)
18位『おおかみこどもの雨と雪』
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出典:amazon
人間と狼の2つの特徴をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつでたくましく育てる母親の、13年にわたる子育ての物語。
ユーザーレビュー
・「子供の成長を願いながらも、いつか親離れしていく子供への思いに、同じ母親として胸が熱くなりました」(50歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
20位『映画 聲の形』
大今良時のコミックをアニメ映画化。かつて転校生の硝子にしたことがきっかけで孤立してしまった将也は、高校生になって硝子のもとへ訪れ――。
ユーザーレビュー
・「アニメーションでここまで泣かせに来るか」(35歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
21位『四月は君の嘘』
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出典:amazon
ユーザーレビュー
・「最後のどんでん返しに号泣しましたね」(67歳男性/専門店(その他小売)/販売・サービス関連)
・「音楽と合わさり泣けた」(53歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
21位『ツナグ』
監督:平川雄一朗
公開年:2012年【関連】樹木希林、オセロ中島知子に「頑張ってもらいたい」とエール
ユーザーレビュー
・「誰もが身近に経験する死をとうして、心の繋がりを感じる」(64歳男性/専門店(その他小売)/販売・サービス関連)
21位『LIMIT OF LOVE 海猿』
監督:羽住英一郎
公開年:2006年
ユーザーレビュー
・「クライマックスシーンのカンナの上空をヘリコプターが飛んでいくシーンで泣けます」(30歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
24位『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
監督:前田哲
公開年:2018年
ユーザーレビュー
・「とても感動した」(34歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
24位『恋空』
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出典:amazon
監督:今井夏木
公開年:2007年
ユーザーレビュー
・「三浦春馬さんの演技が素晴らしくて」(49歳女性/その他/その他)
26位『湯を沸かすほどの熱い愛』
監督:今井夏木
公開年:2016年
ユーザーレビュー
「宮沢りえさんの演技がすばらしかった。ほんとによかった」(47歳女性/環境関連設備/事務・企画・経営関連)
26位『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』
ユーザーレビュー
・「大人でも懐かしく泣けるから」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
28位『子猫物語』
監督:畑正憲
公開年:1986年
ユーザーレビュー
・「パグ犬との出会いになった」(46歳女性/フードビジネス(総合)/専門サービス関連)
28位『糸』{#ID30}
監督:瀬々敬久
公開年:2020年
ユーザーレビュー
・「何度も運命的なめぐり逢いをするのがよかった」(27歳女性/その他/その他)
29位『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
ユーザーレビュー
・「最先端、最優秀で素晴らしい技術です」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/メカトロ関連技術職)
29位『Love Letter』
監督:岩井俊二
公開年:1995年
ユーザーレビュー
・「中山美穂さんがとてもきれいで印象的だった」(48歳女性/その他/その他)
泣ける邦画ランキングに関するアンケート調査
Q.映画を視聴して泣いたことはありますか?
『はい』(68.0%)
『いいえ』(32.0%)
調査の結果、マイナビニュース会員のうち映画を観て泣いたことがある人は68.0%と、7割近くの人が映画を観て泣いたことがあることがわかりました。本記事におけるランキングは、この人たちの回答をもとに作成しています。
泣ける邦画ランキングまとめ
マイナビニュース会員に泣ける映画を尋ねたところ、邦画の1位に選ばれたのは『火垂るの墓』(36.3%)で、2位とは23.0%もの差をつけての栄冠となった。2位は『世界の中心で、愛をさけぶ』(13.3%)で、以降は3位『おくりびと』(12.7%)、4位『君の膵臓を食べたい』(11.5%)、5位『永遠の0』(11.2%)と続いた。 1位の『火垂るの墓』は、戦争のシビアな現実を子どもの目線でとらえたスタジオジブリのアニメーション映画。野坂昭如の戦争体験をもとに書かれた短編小説が高畑功の手により映画化され、戦争がもたらす不幸を妥協無く後世に伝える作品として高い評価を受けた。教材として学校などで視聴した人も多いのではないだろうか。また、劇場公開時は「となりのトトロ」と同時上映。楽しくかわいらしいアニメの後に上映されたため、ショックを受けてトラウマを抱える人も現れたという。
2位の『世界の中心で、愛をさけぶ』は、映画のほかテレビドラマも近い時期に放送され、巷にセカチューブームを巻き起こした。映画のロケ地となった香川県・庵治町には劇中に登場する雨平写真館のロケセットを復元した観光交流館も作られ、ロケ地をめぐる観光客も増加。映画主題歌となった平井堅「瞳を閉じて」も、2004年の年間オリコンシングルチャート1位となっており、さまざまな社会現象を巻き起こしている。
3位の『おくりびと』は、主演の本木雅弘が青木新門の著書「納棺夫日記」に感銘を受けて、著者に直談判したところから映画製作が始まった作品。その後、紆余曲折を経て映画オリジナルの物語として上演されることになり、第81回アカデミー賞で日本映画史上初となる外国語映画賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。
4位の『君の膵臓を食べたい』は、住野よるのデビュー小説を実写映画化した作品で、北村匠海とW主演を務めた浜辺美波のブレイク作。センセーショナルなタイトルからは想像もできないストーリーが大きな話題となった。浜辺をはじめ、出演したキャストもできあがった作品を観て涙してしまったそう。
5位の『永遠の0』も、戦争を扱った作品。岡田准一が演じた宮部久蔵は、見事な航空技術の腕を持ちながら“臆病者”と揶揄される人物。原作者の百田尚樹は、主人公を臆病者にした理由として「とにかく生きて帰る」ことだけを考える人物だからこそ、生きることを問えるのではないか、と考えてのことだったという。
6位以下の作品も、名作と呼ばれる映画や大きな話題をさらった映画がずらりと並んでいる。ぜひ、コメントを参考に、泣きたい気分を満たしてくれる映画を探してみてはいかがだろうか。
調査時期:2021年3月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計508人(男性) 392人、女性)116 人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート