気になる相手と一緒に、映画館に恋愛映画を観に行く……。かつてはデートコースの定番中の定番でしたが、今は配信など、自室で鑑賞するという方が多いかもしれません。それでも、すぐれた恋愛映画が伝えてくれる愛の素晴らしさや、人間に対しての深い洞察がもたらす感動はかけがえのないものでしょう。恋愛映画といえば、今も昔も映画における王道のジャンルとなっています。

  • 邦画と洋画、それぞれの「泣ける恋愛映画ランキング」を紹介します

    邦画と洋画、それぞれの「泣ける恋愛映画ランキング」を紹介します

そこで今回はマイナビニュース男女会員509人にアンケートを実施。「最も感動した恋愛映画」とその理由を聞いてみました。

まずは邦画から、投票結果をランキングで発表します。さて、どんな作品がランクインしているでしょうか。

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Q.恋愛映画(邦画)を視聴したなかで感動した映画はありますか?

「はい」(45.2%)
「いいえ」(54.8%)

調査の結果、マイナビニュース会員のうち感動した恋愛映画(邦画)を視聴したことがある人は45.2%で、半数弱という結果に。最も感動した邦画の恋愛映画のタイトルを教えてもらったところ、ランキングは以下のようになりました。

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最も感動した恋愛映画(邦画)ランキング

1位『いま、会いにゆきます』(2004年公開/20.0%)
2位『蒲田行進曲』(1982年公開/11.3%)
3位『私をスキーに連れてって』(1987年公開/9.7%)
4位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年公開/7.2%)
5位『昼顔』(2017年公開/6.7%)
6位『Love Letter』(1995年公開/5.6%)
7位『ハチミツとクローバー』(2006年公開/4.6%)
8位『ただ、君を愛してる』(2006年公開/4.1%)
9位『あの夏、いちばん静かな海。』(1991年公開/3.6%)
10位『タイヨウのうた』(2006年公開/3.1%)
11位『今度は愛妻家』(2010年公開/2.6%)
12位『嘘を愛する女』(2018年公開/2.1%)
12位『ナラタージュ』(2017年公開/2.1%)
12位『四月は君の嘘』(2016年公開/2.1%)
12位『百円の恋』(2014年公開/2.1%)
16位『ピース オブ ケイク』(2015年公開/1.5%)
16位『娚の一生』(2015年公開/1.5%)
16位『恋文』(1985年公開/1.5%)
19位『ストロボ・エッジ』(2015年公開/1.0%)
20位『箱入り息子の恋』(2013年公開/1.0%)

続いて、その作品で感動した理由を作品ごとに紹介していきます。

1位『いま、会いにゆきます』

市川拓司のファンタジー小説を映画化。最愛の妻を亡くし、息子と2人で暮らす秋穂巧。1年が経った頃、死んだはずの彼の妻・澪が彼らの前に現れる。だが、澪は過去の記憶をなくしていた。ふたたび始まった家族3人の生活だが……。

出演/竹内結子、中村獅童、武井証、浅利陽介、大塚ちひろ
監督/土井裕泰
公開年/2004年

・「とにかく感動して涙が止まらなかった」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「こんなことがあったらどうしようと思わせる映画」(51歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「切なさに押しつぶされそうになりながら鑑賞していたことを思い出しました」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「うっすらとした思い出ですが、涙が止まらずに見ていた記憶があります」(52歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「俳優さんの儚い演技が感動的だった」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「竹内結子さんの演技が大好きで、よかった!」(55歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「いい恋愛映画でした。ヒロインの竹内さんもあいまって余計に泣ける……」(35歳男性/教育/公共サービス関連)
・「竹内結子さんの演技が好き。どこか物悲しく、色っぽい。亡くなられたことは未だに信じられない」(48歳男性/旅行・観光/営業関連)
・「竹内結子さんと中村獅童さんの演技は素晴らしかったけど、その後の中村獅童さんの私生活の不倫で興ざめした」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)

2位『蒲田行進曲』

劇作家・つかこうへいの代表作を自身で脚色し、深作欣二監督が映画化。映画『新選組』の撮影中の撮影所を舞台に、主役を張る大スター・銀四郎と彼を慕う大部屋俳優・ヤス、そして銀四郎の彼女の女優・小夏の織りなす、切なくも愛おしい人間模様が描かれる。

出演/松坂慶子、風間杜夫、平田満、高見知佳、蟹江敬三
監督/深作欣二
公開年/1982年

・「つかこうへい作品の芝居を見たから」(56歳男性/広告・出版・印刷/営業関連)
・「原作の作家・つかこうへい自身の脚本による力作で、素晴らしかった」(68歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「松坂慶子が若くてきれいだった」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「撮影や演技にかける俳優たちの映画愛を感じた」(62歳男性/その他/クリエイティブ関連)
・「映画以外ダメダメな俳優と、それに惚れた女と、女を押し付けられた付き人のドロドロの関係がコミカルに表現されてて面白かった」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「深作欣二作品史上、最高傑作だから」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

3位『私をスキーに連れてって』

80年代のバブル期に一世を風靡したホイチョイ・プロダクションの、『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』へと連なる3部作の第1作。スキーの名手でありながら実社会では冴えない主人公が、やがて仕事や恋愛に目覚めていく姿を描く。松任谷由実による主題歌も話題を呼んだ。

出演/原田知世、三上博史、原田貴和子、沖田浩之、高橋ひとみ
監督/馬場康夫
公開年/1987年

・「学生時代で憧れた」(67歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ユーミンの音楽がよかった」(65歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「この作品に限らず、バブル隆盛期の時代背景が見ていてわくわくします」(44歳男性/農業協同組合/技能工・運輸・設備関連)
・「ということで、スキーにいきました」(54歳女性/教育/専門職関連)

4位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

岡山県在住の中原尚志・麻衣夫妻の実話に基づいた書籍を瀬々敬久監督が映画化。結婚式のわずか3カ月前に昏睡状態となり記憶を失った麻衣と、彼女を献身的に支えた尚志が、闘病生活を乗り越え結婚式を挙げるまでを描く。

  • 『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の佐藤健(左)と土屋太鳳

    『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の佐藤健(左)と土屋太鳳

出演/佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝
監督/瀬々敬久
公開年/2017年

・「難病を乗り越えての結婚式に感動しました」(45歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「実話なのがすごいし、改めて好きになっていく過程がいい」(56歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「お互いを愛する気持ちは変わらないことの大切さを教わった」(38歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「テレビでストーリーを見たときに感動し、実際に映画館にも足を運んだ。周りはカップルばかりだったが、感動して泣きました。人について考えさせられる作品」(45歳男性/教育/事務・企画・経営関連)

5位『昼顔』

2014年にフジテレビ系で放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』のその後を描いた劇場版。不倫が原因で夫と離婚し、新たな街で一人暮らしを始めた女性が、かつての不倫相手と再会。ふたたび逢瀬を重ねるが……。

  • 『昼顔』 に出演した左から伊藤歩、斎藤工、上戸彩、平山浩行

    『昼顔』 に出演した左から伊藤歩、斎藤工、上戸彩、平山浩行

出演/上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、黒沢あすか
監督/西谷弘
公開年/2017年

・「普通の主婦の不倫ではあるが、夫婦関係も考えさせられた」(65歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「不倫の様子が新しくて、女優さんがドラマ『半沢直樹』の奥様役の方で驚きました」(61歳男性/サービス/専門サービス関連)
・「禁断の恋の映画はとても切なく、泣ける。上戸彩の演技が素晴らしかった」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「恋愛映画と言うより、愛憎劇という印象の方が強かったと思います。当事者の感情や関係する人々の感情の強弱表現がうまく描写されていて、主人公の心情に引き込まれる思いだったが、反面、被害者がいることに視点を変えると、当事者たちの罪深さを責める気持ちにもなったことを覚えています」(59歳男性/教育/事務・企画・経営関連)

6位『Love Letter』

テレビドラマやCMなどで注目を集めていた岩井俊二氏の長編映画監督デビュー作。神戸在住の渡辺博子は、婚約者・藤井樹を山岳事故で亡くしていた。樹のことを忘れられない博子は、中学時代に彼が住んでいたという小樽の住所に宛て、手紙を書く。戻ってくるはずのないその手紙に、ある日返事が届く。

出演/中山美穂、豊川悦司、范文雀、篠原勝之、鈴木慶一
監督/岩井俊二
公開年/1995年

・「中山美穂さんが綺麗だった」(42歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「純愛ど真ん中といった感じだった」(52歳男性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「自分の懐かしい思い出とダブり、胸がキュンとします。映像も非常に美しく、出演者たちもとても魅力的でした」(59歳女性/その他/その他・専業主婦等)

7位『ハチミツとクローバー』

アニメ化やドラマ化もされた羽海野チカの同名の人気漫画を実写映画化。美術大学を舞台に、個性的な面々が巻き起こすさまざまな騒動や、それぞれが抱える自身の才能や生き方への苦悩、不器用かつ純粋な恋愛模様などをみずみずしいタッチで描きだす。

出演/櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ
監督/高田雅博
公開年/2006年

・「見てて涙が出てくるシーンがたくさんあった」(56歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「ストーリーがしっかりできていて、最後は『まさか』でした」(38歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「原作漫画の方が面白いが、映画も世界観をうまく表現してる」(47歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)

8位『ただ、君を愛してる』

『いま、会いにゆきます』の市川拓司の小説『恋愛寫眞 もうひとつの物語』を実写映画化。大学の入学式で出会った瀬川誠人と里中静流。誠人と一緒にいたいと願う静流は、彼の趣味であるカメラを手にする。しかし、誠人は別の同級生に片想いをしていた。

出演/玉木宏、宮﨑あおい、小出恵介、上原美佐、青木崇高
監督/新城毅彦
公開年/2006年

・「音楽が印象的だった」(39歳男性/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「宮﨑あおいの演技がよい」(34歳男性/その他/その他・専業主婦等)

9位『あの夏、いちばん静かな海。』

北野武監督の長編第3作で、北野作品唯一のラブストーリー。サーフィンに打ち込む聾唖の青年・茂と、同じ障がいを持つ貴子を主人公に、2人の紡ぐ感情の機微を静謐なタッチで描く。セリフによる説明を排した演出と、のちに「キタノブルー」と呼ばれることになる、透明感のある映像表現も話題に。

出演/真木蔵人、大島弘子、河原さぶ、藤原稔三、寺島進
監督/北野武
公開年/1991年

・「その当時の自分の状況を思い出し、懐かしい」(64歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「無声映画なのが、想像力をかき立てられた」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)

10位『タイヨウのうた』

太陽の光に当たることのできない難病を抱え、深夜の公園で歌う少女と、サーフィンに熱中する少年との純愛を描く。映画初主演となるシンガーソングライターのYUIが好演。2018年にはハリウッドにてリメイク作も公開された。

出演/YUI、塚本高史、岸谷五朗、麻木久仁子、通山愛里
監督/小泉徳宏
公開年/2006年

・「YUIの歌声、演技など内容も抜群によかった」(48歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)

最も感動した恋愛映画(邦画)ランキングまとめ

マイナビニュース会員に最も感動した日本の恋愛映画について聞いたところ、20%の支持を集めた『いま、会いにゆきます』が1位という結果になりました。2位は『蒲田行進曲』(11.3%)、3位『私をスキーに連れてって』(9.7%)と、いずれも10%前後の得票となっています。

以下、4位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(7.2%)、5位『昼顔』(6.7%)、6位『Love Letter』(5.6%)、7位『ハチミツとクローバー』(4.6%)、8位『ただ、君を愛してる』(4.1%)、9位『あの夏、いちばん静かな海。』(3.6%)、10位『タイヨウのうた』(3.1%)と続きます。1980年代の作品から比較的最近のものまで、さまざまな年代の作品がランクインしています。

1位『いま、会いにゆきます』は、市川拓司の原作小説を、竹内結子と中村獅童の主演で映画化。ファンタジー的な設定を用いながら、6週間という限られた時間のなかで家族の純愛を描いています。アンケートでは、ストーリーへの共感や、主役の竹内結子をはじめとする俳優陣の演技を賞賛する声が目立ちました。とくに昨年亡くなった竹内に関しては、映画への想いとともに、その死を惜しむ声が多く寄せられています。

2位『蒲田行進曲』は、日本映画史上に残る名作として今も人気が高い作品です。劇作家・つかこうへいが自身の代表作を自分で脚色したということもあり、つかファンも納得の仕上がりと言われています。風間杜夫、平田満といった実力派俳優陣も好演。映画撮影所が舞台なだけに、役者たちの業や映画愛、人間関係の機微の描写に感銘を受けたというコメントが寄せられていました。第6回日本アカデミー賞など各賞を多数受賞した名作です。

3位『私をスキーに連れてって』は、原田知世、三上博史によるコミカルな80年代の恋愛映画。スキーブームを牽引した作品としても知られています。また「恋人がサンタクロース」などユーミンによる数々の挿入歌もヒットし、広く親しまれることになりました。アンケートでは、バブル期ならではのキラキラした青春模様をノスタルジックに振り返る声が印象的でした。

4位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、ノンフィクション作品『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』を基にした実話ベースの物語です。映画化にあたって佐藤健、土屋太鳳という若手の人気俳優を起用したことも話題となりました。アンケートでも実話であることに触れたコメントが多く、改めて"本当にあったストーリー"の力を感じさせられる結果となりました。

5位『昼顔』は、今回のランキングにあっては"純愛"ではなく"不倫もの"、という点で異色の作品と言えるかもしれません。話題となったテレビドラマの結末から3年後という設定で、上戸彩、斎藤工など俳優陣や脚本家はドラマからそのまま続投となっています。不倫を扱っているだけに、コメントでは"最も感動した恋愛映画"というニュアンスのものは少ないですが、「愛について考えさせられた」という趣旨のものが目立っていました。

6位以下も、日本を代表する恋愛映画の秀作が並びます。コロナ禍にあって、外出や人との出会いがままならない状況の今だからこそ、これらの恋愛映画を鑑賞して愛について思いをはせてみてはいかがでしょうか。

調査時期: 2021年5月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計509人(男性: 388人、女性: 121人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート