『騎士竜戦隊リュウソウジャー』と『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』が夢のコラボを果たした映画『騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』が、『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』との2本立て興行『スーパー戦隊MOVIEパーティー』として、現在全国ロードショー公開中である。

  • 左より奥山かずさ、横山涼、結木滉星、伊藤あさひ、濱正悟、工藤遥 撮影:大塚素久(SYASYA)

映画の公開を記念して、2018年から2019年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第42作『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』のメインキャスト6人が再結集。史上初の「VS戦隊」として大いに話題を集め、対立する2つの戦隊がそれぞれの立場から悪のギャングラーに挑んでいく複雑かつドラマチックなストーリーで数多くのファンを感動させた『ルパパト』メンバーが、今回はどのようにリュウソウジャーの面々と絡んでいくのだろうか。およそ1年ぶりに撮影現場へと帰ってきた彼らの"同窓会"ムードいっぱいのトークを『ルパパト』ファンのみなさまにお届けしよう。

※映画本編の内容に触れている箇所があります。ご注意ください。

――『ルパパト』終了後、みなさんはテレビ、映画、雑誌など幅広く活躍されていますが、共演された方やスタッフさんたちから「"ルパパト"観てましたよ」なんて声をかけてもらったことはありますか?

伊藤:それはもう、たくさんあります。

結木:ありがたいことだと思ってます。

横山:『ルパパト』そのものの人気もいまだに根強くて、お正月にBSで一挙放送とかありましたしね。

工藤:そうそう。ぜんぜん知らなかったから、情報を知ったときはびっくりしました。

濱:僕もよく声をかけていただけるんですけど、2週間の現場だとしたら、最初の日には何も言われないんですよ。4日目くらいから「実はさ、観てたんだよ」みたいに言ってもらえることが多くて。

奥山:確かに! それはある。

横山:実はうちの息子が……とか、よく言われますよね(笑)。親子で『ルパパト』のファンだという方たちが多くて、とてもうれしく思います。

――今回の映画でひさびさに「快盗」と「国際警察」の衣装を着たとき、どんな思いがありましたか?

結木:そういえば撮影のとき、衣装を忘れてきた人がいましたね(笑)。

奥山:いたね(笑)

横山:ひさびさすぎて、忘れちゃったんだよね。

伊藤:それは僕です……。快盗衣装の上着の下にベストを着てなくちゃいけなかったんですけど、「あれ、ベストって着てたっけ?」って思って、衣装室に置いたままロケに出てしまいました。

結木:撮影所から2時間くらいかけて現場に着いて、そこでみんながざわつき始めた(笑)。

伊藤:わざわざラインプロデューサーの青柳(夕子)さんがベストを現場まで届けてくださったんです。本当に申し訳なかったんですが、青柳さんと久しぶりにお会いできたのは、うれしかったなって。

奥山:あっ、むりやり美談にした(笑)!

――みなさん『ルパパト』ファイナルライブツアー終了後もたびたびお会いしているとうかがいましたが、全員そろったのはひさしぶりなんじゃないですか。

結木:ちょいちょい何人かが集まることがありましたね。

横山:こうやってお仕事として一緒にやれたのは感慨深いですよ。またこの2人(結木、奥山)のことを"先輩"と呼べたときはうれしかったです。

工藤:久しぶりといえば、撮影スタッフのみなさんとはほんとうにしばらくぶりだったんです。

濱:今回のスタッフさんもみんな知ってる人ばかりでしたから、久々の再会って感じで、うれしかったな。

奥山:国際警察の衣装で、足にガンホルダーを着けたときにスカスカになっていたので、この1年で自分がやせたんだなと思って、うれしかったです(笑)。ひとつひとつ小物を身に着けていくにつれて、気持ちが引き締まりました。

工藤:現場でみんながそろって、それぞれの役にもう一度なることで、当時の記憶がよみがえって思い出話に花が咲いた印象ですね。それこそさっきも、スチール撮影の合間にGロッソ(東京ドームシティ)公演の話が出てきたり。

奥山:してたよね(笑)。

工藤:久しぶりの現場ならではの"同窓会"みたいな感覚がありました。