――それでは、映画『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』のここをぜひ観てほしい! というおすすめポイントをみなさんからお願いします。

伊藤:魁利と圭一郎、2人のシーンなんですけど、テレビシリーズの第10話「まだ終わっていない」で、歩道橋の上で落ち込んでる魁利に圭一郎が缶コーヒーを手渡すシーンがあったんです。映画ではこの逆パターンで、歩道橋に佇んでいる圭一郎に、魁利がコーヒーを渡すっていう……。

結木:2人の関係性を示すいいシーンなんです。おそらく、これまでにもああやって2人はちょいちょい顔を合わせていたんだろうなって。僕も台本を読んだとき、うれしかったです。

伊藤:あと、魁利とコウのアクションシーンにも注目してください。もう、テレビシリーズのとき以上にやってますからね。最初はそんなにアクションがあるとは思わず現場に行ったら、福沢さんがいらっしゃるし……。ここに来て初めて「あ、(俺も)やるんだ~!」って思いました(笑)。でもアクションは久しぶりでしたから、緊張しましたね。

結木:カッコよかったけど、カッコつけてたでしょ(笑)。

濱:めっちゃ魁利っぽく華麗にアクションしてたね。

伊藤:でも次の日、筋肉痛になりました(笑)。

濱:透真はいつも多くを語らないのですが、今回はカナロとの絡みでシュールさを出しながら、つかさとのちょっと"大人風味"の再会シーンがあったり、いろいろと楽しかったです。マイナソーが現れて、つかさが透真を守って戦うという、ちょっと第41話「異世界の扉」を思わせるくだりがあるんですけど、福沢さんに「俺も戦っていいですか」と提案して、初美花やオトと合流したときにいくつかアクションを入れてもらったんです。演技をするシーンが少なめだったからこそ、わりと攻めて、楽しんでやれたかなと思っています。

工藤:初美花はオトちゃんが落とした「アルセーヌ・ルパン」に関する書物に反応したことから、今回の物語に関わっていきます。映画を観てくださる方たちに、今の快盗3人、あるいはノエルを含めた4人の関係性がどんな風に変わっているのか。または変わってないのかを、観て確かめていただけたらいいな~って思います!

横山:咲也がトワを取り調べるシーンに注目していただきたいです。テレビシリーズでは咲也がいちばん頼りない若手のポジションなんですけど、同じグリーンで若いトワをさとすシーンがあったりして、咲也が少し先輩っぽくなってるな、っていう部分を感じながら芝居ができました。あとはね、初美花が鉄骨を持ってフルスイングするシーン。あそこめちゃめちゃ好きなんです。

奥山:スカッとするのわかる!

横山:あんな可愛い感じで、腰の入ったスイングをするという。鉄骨をぶつけるんですけど、あそこめっちゃ好き!

工藤:うれしいです!

奥山:つかさの注目ポイントといえば、カナロの熱烈な求愛の結末は?というところでしょうか。テレビシリーズの1年ではまったくなかったつかさの恋愛話が、どんな風になるんだろうなと考えるだけで楽しかったです(笑)。変身前のカナロとつかさの芝居はもちろん、変身後の戦闘シーンでもパトレン3号とリュウソウゴールドの絡みが観られますので、みなさんぜひスクリーンに注目してもらいたいです。

――映画でルパパトの7人が"帰ってくる"ことを知ったときのファンの盛り上がりについては、いかがでしたか。

工藤:あの7人がまた私たちの前に現れると思うと、楽しみです!ってコメントをたくさんいただきましたね。私たちがそろっているところをお見せして、こんなに喜んでもらえるんだな~と思いました。

濱:『ルパパト』最終回の「その後」の俺たちがどうなっているのか、観たい方はけっこういるんじゃないですかね。

結木:そうだよね。あの後、国際警察と快盗が関係性をどのように変化させているのか、をしっかりと描いた映画になっています。

伊藤:警察に追われている快盗たちが、自分の進むべき道を行く一方で、ルパンコレクションを全部集めるという目的をあきらめていない……ってところが観られるんじゃないかと思います。映画『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』、とても楽しい映画ですので、ぜひたくさんの方たちに観ていただきたいです! よろしくお願いします!

伊藤あさひ(いとう・あさひ)。2000年生まれ、東京都出身。高校在学中にサロンモデルをしていたところ、スカウトされて芸能界入り。テレビドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(2019年)『高嶺と花』(2019年)『4分間のマリーゴールド』(2019年)や映画『私がモテてどうすんだ』(2020年)など、話題作に次々と出演している。
濱正悟(はま・しょうご)。1994年生まれ。東京都出身。2015年にGirlsAward×エイベックス主催「BoysAward Audition」にて特別賞を受賞。主な出演作にテレビドラマ『下町ロケット』(2015年/TBS)や映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』(2016年)、ドラマ『コーヒー&バニラ』(2019年/MBS)など。現在、TVCM「アパマンショップお部屋探し」編に出演中のほか、3/6公開の映画「酔うと化け物になる父がつらい」に出演する。
工藤遥(くどう・はるか)。1999年生まれ。埼玉県出身。ハロプロエッグを経て、2011年9月に「モーニング娘。」第10期メンバーとなり、2017年12月に卒業。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』はモーニング娘。卒業後初のレギュラー出演ドラマとなった。今年は6月5日公開、映画「のぼる小寺さん」では主演を務める。
結木滉星(ゆうき・こうせい)。1994年生まれ、大分県出身。『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"進化の夏"』(2017年)などの舞台に出演後、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で大注目される。映画『下忍 赤い影』『下忍 青い影』(2019年)『青の生徒会 参る!season1花咲く男子たちのかげに』(2020年)、abemaTVオリジナルドラマ『僕だけが17歳の世界で』にも出演。
横山涼(よこやま・りょう)。1995年生まれ、東京都出身。テレビドラマ『先に生まれただけの僕』(2017年)、山田洋次監督の映画『母と暮らせば』(2015年)などに出演。『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』(2019年)『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(2019年)『女子高生の無駄づかい』(2020年)をはじめとするテレビドラマでも活躍する。
奥山かずさ(おくやま・かずさ)。1994年生まれ。青森県出身。2016年に開催された「第1回ミス美しい20代コンテスト」で準グランプリを獲得し、現在の事務所に所属。女優として『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(2020年)『SEDAI WARS』(2020年)に出演すると同時に、多数の人気雑誌の表紙を飾るなど活躍中。

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