――リュウソウジャーのみなさんと共演されたときの感想はいかがですか。

伊藤:昨年『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』をやったじゃないですか。この映画でキュウレンジャーチームの気持ちがわかりました(笑)。

結木:久しぶりに帰ってきたもんだから、はしゃいじゃって。現場で注意されたんだよね(笑)。うるさかったな~って後悔してます!

横山:ホントに演じてて楽しくなっちゃってたよね。

――魁利はコウ、圭一郎はバンバ、咲也はトワ、つかさと透真はカナロ、初美花はオト、ノエルはメルトとアスナ、というように、今回の映画ではリュウソウジャーメンバーとルパパトメンバーとが個々につながっているのがストーリー面での見どころのようですね。

伊藤:コウは、まさに僕が子どものころに観ていたスーパー戦隊「レッド」と呼ぶのにふさわしいレッドでした。僕が演じる魁利はレッドらしくないところもありますからね(笑)。魁利はコウに対して、圭一郎とは違った"苦手"な部分があるんだろうなと思っていて、接し方を変えて演じてみました。魁利と圭一郎だと魁利が"弟"みたいな存在なんですが、コウに対してはちょっと大人っぽい態度で"支える"側に回ることを意識しましたね。一ノ瀬颯くんとは事務所が同じなので、初めてしっかりと一緒にお芝居が出来てうれしかったし、撮影の合間にプライベートの一面が見えて楽しかったです。

結木:どんな一面がわかった?

伊藤:少し潔癖なところ(笑)。濡れた地面に倒れこまないといけないシーンがあって、顔を汚さないように地面スレスレまで顔を近づけて頑張ってた。

工藤:映像を観る限り、そんなことになっていたとは気づかなかった(笑)。

結木:圭一郎はバンバとの絡みが多くありました。警察が絡むと、とりあえず逮捕して取り調べをしないと……というパターンにどうしてもなりますね。昨年もラッキーを取り調べていましたし。バンバと圭一郎はカタブツ同士なので、最後までお互いの心が通じ合えていたのかどうか? でも演じていてとても楽しかったですね。

奥山:私はカナロとの出会いがあって、カナロからいいお店があると紹介されたところが透真の店だったという……。

濱:カナロ的には、ムードのいい店につかさを連れていったら、料理人と何かワケあり?どういうこと?みたいな感じになってね。

結木:あのくだり、面白かったね。あ! お前、あそこでマカロン出したのってアドリブだろ(笑)。

濱:そうです(笑)。

横山:あそこは笑った!

奥山:いきなりマカロン渡されて、カナロの兵頭(功海)くんが「これ、どう扱ったらいいんだろう」って困ってた(笑)。

横山:次のカットでマイナソーが出て来たとき、いいタイミングでつかさにパスしてたよね。

濱:あの日は撮影初日だったので、なんだか楽しくて(笑)。テストでぜんぜんやっていない動きを本番でやってしまいました。

奥山:楽しかったのか、そうか~(笑)。

濱:ずっとローテンションの芝居が続いたので、観た方が面白がってくれたらいいなと思いまして、何か違った動きを入れたかったんです。

――カナロと会ったときのつかさは非番という設定ゆえ、私服姿だというのもファンにとって重要な部分ではないかと思います。

奥山:衣装合わせのときに「私服」という項目があり、えっ、どのシーン? と思ったのですが、映画では私服姿でいることが多くて、新鮮でしたね。

濱:確かに、私服のシーンが多かったよね。

工藤:私はリュウソウジャーのメンバーとはほとんど合わなくて、オトちゃんと2人のシーンが多かったんです。リュウソウジャーの6人と、もうちょっと接する機会があったらよかったのにな~って思いましたけど。オトちゃんはすごくしっかりしてて、私よりずっと年下なのにすごい!って感心してました(笑)。

結木:みんなリュウソウジャーの誰かと1人か2人ずつ絡んでいるんだよね。去年のジュウオウザワールド(門藤操/演:國島直希)みたいに、いきなり出てきていきなり去っていく人はいなかった(笑)。

横山:今度も来てほしかったけどね。

工藤:ウワサはしてたんですよ。南(圭介)さん(ホウオウソルジャー/鳳ツルギ)あたりが来るかなって、ちょっと思ってた(笑)。