南海電気鉄道は7日、近畿地方に接近した2018年9月4日の台風21号の影響により、駅舎で火災が発生した南海本線の尾崎駅に関して、工事の見通しが立ったことを受け、3月23日始発から駅舎の供用を再開すると発表した。

  • 南海本線尾崎駅は駅舎火災の影響で、昨年から仮設通路・改札口での営業を行ってきた

尾崎駅では駅舎の火災により、昨年9月5日の始発から駅舎の供用を見合わせて仮設通路・改札口による営業を実施し、一部の列車運転ダイヤの変更も行ってきた。3月23日以降、駅舎橋上部の改札口・自由通路、改札内外の全エレベーター(3基)、改札外のエスカレーター(1基)の供用を再開し、仮設通路・改札口での営業は終了する。

現在、仮設通路・改札口を設置している1・4番線については、供用再開後に仮設通路・改札口・トイレの撤去工事を行い、線路の安全点検などの完了後、4月6日からホームの使用を再開する予定。なお、撤去工事にともない、改札外東側・和歌山市方面に設置しているエスカレーターと階段が使用できない期間が発生する。