南海電気鉄道は7日、「南海・真田赤備(さなだあかぞな)え列車」の運行を2月20日に終了すると発表した。これにともない、2月17日に九度山駅で「南海・真田赤備え列車の運行終了 ~最後の出陣イベント~」が開催される。

  • 「南海・真田赤備え列車」の外観

同社はNHK大河ドラマ『真田丸』を契機に、真田ゆかりの地である九度山をさらに盛り上げるため、高野線の車両2000系1編成(4両編成)と九度山駅を「真田赤備え」装飾とする施策を実施した。

「南海・真田赤備え列車」は、外装デザインに真田幸村の赤備え甲冑をモチーフとして「六文銭」「結び雁金」をあしらい、甲冑の力強さや美しさを表現。内装は赤をベースに「六文銭」を取り入れたデザインの一般座席や、若草色をベースにハートの「六文銭」を取り入れたデザインの優先座席を採用。2015年11月1日から運行している。

  • 「南海・真田赤備え列車」の一般座席

このたび、車両の定期検査に合わせ、2月20日をもって「南海・真田赤備え列車」は運行を終了することとなった。これを受けて2月17日に開催される「南海・真田赤備え列車の運行終了 ~最後の出陣イベント~」では、「南海・真田赤備え列車関連グッズ」や九度山町特産品「九度山いちご」の販売会のほか、「紀州九度山真田武将隊」と車内や橋本駅ホームでの記念撮影会などが予定されている。

なお、イベントが開催される九度山駅では、駅舎への装飾を当分の間、継続するとのこと。