JR東日本は2日、上野駅を文化発信とまちの回遊拠点とする「文化創造HUB」の取組みについて、中央改札前の大型LEDビジョン「UENO CANVAS」を6月16日に開設すると発表した。グランドコンコースのリニューアルに合わせ、駅構内の装飾や「ピーターラビット」との連携企画、アート体験施策などを展開し、駅を起点に上野の文化施設やまちを巡る流れを創出する。
-

上野駅「文化創造HUB」の概念図
中央改札前に設置される「UENO CANVAS」は、約75平方メートルの大画面高精細LEDビジョン。横長の画面を生かし、上野のまちの施設と歴史の紹介、芸術文化を表現する環境演出コンテンツを放映する。東京都のキャップ&トレード制度など活用し、CO2排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。
グランドコンコースの大屋根空間は、中央改札前のスペースが広がり、開放的な空間に生まれ変わる。完成を記念し、上野駅構内で「文化創造HUB」をテーマにした装飾も展開。キービジュアルは、猪熊弦一郎氏の壁画「自由」(1951年作)から採取した色彩を現代的にアレンジした「UENO FREEDOM COLOR」で構成し、駅構内の内装デザインやサイン、映像に活用する。
-

大画面高精細LEDビジョン「UENO CANVAS」を中央改札前に設置
-

「UENO FREEDOM COLOR」で構成した装飾を上野駅各所に施す
-

「PLATFORM13」の映像投影イメージ
-

駅構内の芸術作品に二次元コード付きのキャプションサインを設置する
6月8日から、作者生誕160周年を迎える「ピーターラビット」とのタイアップ企画も始まる。上野駅構内各所で描き下ろしによるピーターラビットとパンダのコラボ装飾を展開。13番線ホーム「PLATFORM13」にて、スケッチや絵手紙、キャラクターのアートワーク、アニメーションなど紹介するオリジナル映像を6月28日まで投映する。同じく6月8~28日、上野駅周辺を巡る「ピーターラビット エキタグスタンプラリー」も開催する。
東京藝術大学と連携し、上野駅に点在する著名なアーティストの芸術作品に二次元コード付きのキャプションサインを設置する施策も実施する。二次元コードを読み込むと、作品解説や駅構内の他のアート作品を紹介するウェブサイトを閲覧できる。その他、視覚に障害のある人とともにJR上野駅構内のパブリックアートを巡る対話型芸術体験、画家・真田将太朗氏によるライブペインティングなどの企画も実施する。