JR北海道は29日、冬の流氷観光を楽しむ観光列車「流氷物語号」運転期間中に実施するおもてなしイベントなどの内容を発表した。運転初日・最終日を中心に、駅での出迎え・見送りなどを実施する。

  • 昨年の「流氷物語号」出発式の様子(JR北海道提供)

運転初日の2月2日、網走駅で9時30分から「流氷物語1号」の出発式を開催。沿線自治体の関係者らが列席し、主催者・関係者挨拶、網走市観光大使「流氷パタラ」から乗務員への花束贈呈、網走市キャラクター「ニポネ」による出発合図などを行う。

浜小清水駅でも、「流氷物語2号」の到着・発車に合わせた出迎えと見送りを11時47分頃から約20分間実施。横断幕の掲出や小清水町キャラクター「でん坊」の登場で乗客を歓迎する。駅直結の道の駅「はなやか小清水」では、温かいスープの無料配布や特産品・関連グッズの販売を行う。

「オホーツク流氷の日」である2月17日には、網走駅での歓迎を12時25~50分頃にかけて実施。オホーツクのご当地キャラクター「つくつくオホーツクん」による出迎え・見送りや観光リーフレットの配布、粗品のプレゼントを予定しているという。運転最終日の3月3日、網走駅で12時30分頃から約20分間にわたってお見送りイベントを行う。歓迎の横断幕・のぼりを掲出し、ご当地キャラクターとともに列車を見送る。

  • 車内に設ける簡易荷物置場イメージ(JR北海道提供)

運転期間中、「流氷物語号」車内でも網走市観光ボランティアがガイドを務め、乗客をもてなす。乗車記念証、ステッカー、ポストカード、「流氷物語号」ヘッドマークキーホルダーなどの車内販売も行う。その他、各車両に1カ所ずつスーツケースなどの大きな荷物を置ける簡易荷物置場を設け、旅行者の便宜を図る。