JR北海道は18日、北海道新幹線の車内における訪日外国人向け無料公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスについて、12月23日から同社で所有する北海道・東北新幹線の車両H5系1編成でサービスを提供開始すると発表した。なお、訪日外国人に向けたサービスだが、日本人を含む誰でも利用することができる。

  • 北海道新幹線H5系で無料Wi-Fiサービスを提供開始

12月23日の「はやぶさ10号」(新函館北斗駅6時35分発、東京行)は、Wi-Fiの通信機器を搭載したJR北海道の新幹線車両H5系で運転。提供するサービスは、JR東日本の車両E5系で導入が進む「JR-EAST FREE Wi-Fi」で、サービスが利用可能な車両は車内にステッカーを掲示する。同サービスでは、携帯電話の通信契約がなくても、車両内に搭載された機器(アクセスポイント)からの電波を利用し、無料でインターネットに接続することができる。

利用時にはメールアドレスの入力による認証が必要で、1日何回でも利用できるが、1回の接続時間は最大3時間となる。また、携帯電話の電波を使用したサービスであるため、電波の届かない区間では利用することができない。

JR北海道は2019年度末までに、同社が保有するH5系の全4編成(40両)でサービスを開始する予定であり、これにより北海道新幹線区間(新青森~新函館北斗間)のすべての車両でWi-Fiが利用できるようになる。