JR北海道は24日、特急「スーパー北斗」の一部列車で実施している客室乗務員による車内サービスについて、2月28日をもって終了すると発表した。

  • 特急「スーパー北斗」の車内サービスは2月28日をもって終了

1997年3月から実施してきた客室乗務員による車内販売等の車内サービスは、コンビニエンスストアやペットボトルなどの普及もあり、利用が年々減少傾向にあった。これまで車内サービスを継続するため、利用の少ない列車での車内サービスを取りやめることで収支改善を図ってきたが、事業として赤字解消には至っていなかったという。

昨今は採用環境も厳しく、客室乗務員の退職者数に対する人材確保が困難になっていることから、2月28日をもって客室乗務員による車内サービスを終了することになった。車内サービスを終了する列車は、上り「スーパー北斗6・8・10号」(札幌発函館行)、下り「スーパー北斗13・15・17号」(函館発札幌行)となる。

車内サービス終了後は、駅・車内での掲示・放送やホームページ・時刻表などを通じ、必要な飲食物は乗車前に購入するように案内を行うとしている。