前編では主にiOS、Android用アプリ「自転車の日」を使った「快適に自転車を楽しむための方法」をお伝えしたが、後編ではトラブル対処法を紹介していきたい。

自転車は色々な部品を使うため、どうしてもメカトラブルなどは避けられない。日々のメンテナンスでトラブル発生率を抑えることは可能だが、ゼロにはできない。

特にパンクはいくら気を付けていても運悪く路面上の突起物などを踏んでしまえば、トラブルが起こってしまう。そのため対処方法を身に着けておけば、いざというときも問題なく対処ができる。

トラブル発生! そんな時に「困ったとき!」をチェック。

アプリを起動し、トップページ下の「困ったとき!」ボタンをタッチすると、「パンクした」「チェーンが外れた」「撤去された」「事故にあった」「盗まれた」という5つのよくある自転車トラブルの対処方法が表示される。

パンクやチェーン外れなどのトラブルは、知識と多少の工具があれば自分でも対処ができるので、まずはこのページから確認をしてもらいたい。

トラブルに遭遇した現場で確認してもOKだが、あらかじめ目を通しておくと落ち着いて対処ができる。

パンク、チェーン外れについては、ホイールが簡単に取り外しできる「スポーツタイプ」とホイールを外さずに修理する「シティサイクル」両方の対処法が掲載されている。

停めておいたはずのところに自転車がない! そんなときには撤去されたか、盗難されたか両方の可能性を疑う。「撤去された」のページにはその対処方法も記載されているが、そうなる前に、前編で紹介した「施設検索」を使って駐輪場を探して停めておけば、無用なトラブルは避けられるかもしれない。

そんなこんなで、賑わいをみせる築地の場外市場に到着。クルマと違って自転車なら、市場内にもスムーズに入っていけるが、混雑時は歩行者を優先した走行を心掛けたい。

築地周辺はグルメのほかにも見所がたくさん。この付近のランドマーク、古代インド様式の築地本願寺。

大きなトラブルの時こそ落ち着いた行動を

あまり考えたくない事態ではあるが、盗難や事故に遭ってしまった場合は、警察への連絡が必要となる。どちらもパニックになってしまうような事態だが、そんな時でも落ち着いて対処ができるように、やるべきことが手順を追って記載してある。

事故や盗難等、大きなトラブルの時こそ落ち着く必要がある。落ち着いた行動をするためには、正しい知識を前もって頭に入れておくことが必要だ。

築地を過ぎると徐々に空が広くなる。隅田川にかかる勝鬨橋のふもとでしばし休憩。