大井競馬場の年末恒例イベント「ラーメンフェス2019」を訪れている今回。会場には「食べログ」で3.5以上の星を獲得するラーメンの名店が並んでいたが、“ディープインパクト”級の衝撃を受けたのが「にぼ助」の限定ラーメンだ。早速、レポートしよう。

  • 大井競馬場のラーメンフェス

    「ラーメンフェス2019@TCK supported by 食べログ」と「東京大賞典」でごった返す大井競馬場。スタンド前もご覧の有様だ。かつての鉄火場という雰囲気ではなく、1つのレジャースポットとして多くの人が競馬場を楽しんでいるように見える

あの人気ラーメン店のセカンドブランドが初出店

前回の記事では「らーめん専門 CHU-RU-RI」の濃厚味噌ラーメンをいただき、豪華俳優陣のトークショーを楽しんだ。2杯目に選んだのは、「厳選煮干しらーめん 初代 にぼ助」だ。

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    店名の通り、煮干しに特化した魚介ラーメンを手掛ける「厳選煮干しらーめん 初代 にぼ助」

こちらのお店は、都内で2店舗を展開する人気店「自家製熟成麺 吉岡」のセカンドブランド。2018年12月に東京都千代田区でオープンし、店主の吉岡宏純さんは目白総本店でも店主を務めていた凄腕だ。店名の通り、煮干しへのこだわりは相当なもので、季節によって使う煮干しの産地を変えているという。

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    「豚バラ、豚肩ロース2種類使用のダブルチャーシュー麺」全部のせ1,300円

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    5時間かけて煮込んだという豚肩ロースのチャーシューは、箸で持つとホロホロと崩れてしまうほど柔らかい。一方の豚バラのチャーシューは、1枚が大きく見た目のインパクトがすごい

そんな自慢のスープをさっそく口に含んでみたところ、衝撃的といっても決していい過ぎではないほどに、強く煮干しが主張してきた。この強烈な煮干しの旨みを引き出すため、「にぼ助」では1時間ほど煮込んだら煮干しを取り出し、後から再び入れ直すという手間暇をかけているそうだ。おそらく、これを一度食したら、煮干しラーメンに対する印象がガラリと変わってしまうのではないだろうか。

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    普段は自家製麺を使っているそうだが、今回は時間の限られるイベントということもあり、知り合いの製麺所で特別に用意した細ストレート麺を使用しているとのこと。10種類以上の中からベストのものをチョイスしたそうだ

ダート界の猛者たちが栄冠を目指して疾走

2杯のラーメンでお腹を満たした後は、「第65回東京大賞典」だ。大井競馬場伝統の一戦は、地方競馬で開催される唯一のG1レースであり、競馬ファンの間では「有馬の負けは、大賞典で取り返す」といわれるほどなじみが深い。

  • 大井競馬場

    前走の「チャンピオンズカップ」(G1)では2着に入り、単勝2.3倍の1番人気に支持されたゴールドドリーム

1番人気に押されたゴールドドリームが実績では他馬を圧倒しているが、マイナス13キロの馬体重が少々気にかかる。当レースでの引退もささやかれているが、「有馬記念」を制したリスグラシュー同様、有終の美を飾れるだろうか(※筆者追記:1月30日に「サウジアラビアカップ」「ドバイワールドカップ」への招待を受諾し、出走を表明)。

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    「有馬記念」にも引けを取らない熱気が大井競馬場を包む中、いよいよ雌雄を決する時間を迎えた

レースは好スタートを切ったアポロテネシーが先頭に立ち、ゴールドドリームは外目の3番手を追走。ゴールドドリームが4コーナーを回って1度は先頭に立つも、外から前年覇者のオメガパフューム、内からノンコノユメが襲いかかる。

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    オメガパフュームの連覇か、地方馬のタイトル奪還か。激しい争いに観客のボルテージも最高潮だ

3頭の叩き合いから、残り200mを過ぎてオメガパフュームが抜け出すと、追いすがるノンコノユメを振り切り、見事に連覇を達成。

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    「JBCクラシック」でハナ差の2着に敗れ、雪辱を期していたオメガパフュームの鞍上ミルコ・デムーロはゴール後、得意の飛行機ポーズを披露

ゴールドドリームはさらに後方から伸びてきたモジアナフレイバーにもかわされ、4着敗退。終わってみれば2、3着には大井競馬所属の2頭が入り、地方の意地を見せる結果となった。

東京で五輪が開催されるなど、スポーツの年となる2020年。今年こそ、エンタメスポットである競馬場でその魅力に触れてみてはいかがだろうか。

著者情報:安藤康之(アンドウ・ヤスユキ)

フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。