星野リゾートが展開する「星のや竹富島」(沖縄県八重山郡)は9月1日から、秋の農事と祭事から着想を得た体験で、竹富島の真髄に触れる「秋風(あきかじ)島時間」を提供する。

  • 施設の畑で豊作を祈るスタッフ

    施設の畑で豊作を祈るスタッフ

竹富島の人々は、島の風の呼び名で季節のうつろいを捉え、生活を営んできた。海に囲まれた離島の厳しい環境下で暮らしてきた背景から、暮らしの安寧を守る術として、神への祈願の文化が深く根付いている。五穀豊穣や子孫繁栄を願う儀式は現代に受け継がれ、今も年間22もの祭事が執り行われている。祭事の日程は、祈願の成就にふさわしいとされる「干支(えと)」を基に定められ、脈々と継承されてきた。竹富島の暦は、季節の微差や、人々の切実な祈りと感謝を刻んだ「島の時間軸」そのものであり、竹富島の文化として、大切に護り伝えられている。

  • 季節の微差を風で捉え、人々の切実な祈りと感謝を刻んだ竹富島の暦

    季節の微差を風で捉え、人々の切実な祈りと感謝を刻んだ竹富島の暦

竹富島の秋は、島民が大切にしている精神性を最も色濃く感じられる時期。同施設では、秋の祭事ならではの三線の音色に耳を傾け、秋限定の特別な朝食を味わい、秋の畑文化や織り文化を体験することで竹富島の「ウツグミ」の精神に触れ、島の奥深い魅力に没入できる滞在を提供する。期間は2026年9月1日~11月30日まで。

島の唄い手が秋の調べを奏でる「夕凪の唄」

  • 夕暮れ時に秋の調べを奏でる「夕凪の唄」

    夕暮れ時に秋の調べを奏でる「夕凪の唄」

毎日夕暮れ時に開催している、島の唄い手による「夕凪の唄」。種子取祭をはじめとする祭事の唄など、この季節にしか耳にすることのできない限定の演目を披露する。ゆんたくラウンジに響き渡る三線の音色と唄声に耳を傾け、祭りの熱気や神聖な空気を存分に味わう、秋の竹富島ならではの優雅なひとときを堪能できる。料金は無料。

食材や文化を通して島の秋を味わう「秋の祭事朝食」

  • 11月に執り行われる種子取祭にあわせて提供される種子取祭朝食(1名4,961円)

    11月に執り行われる種子取祭にあわせて提供される種子取祭朝食(1名4,961円)

国の重要無形民俗文化財に指定されている「種子取祭(タナドゥイ)」をはじめ、秋の祭事にゆかりある食材を用いた特別な朝食を提供する(1名4,961円)。祭りに欠かせないニンニクとタコを合わせた伝統食「ピンタク」など、縁起の良い島の恵みを取り入れたメニューが並ぶ。心身を豊かにし、一日の活力が湧く朝食。

竹富島の文化と時間を感じる「畑人(はるさー)ランチ」

  • 旬の食材を味わう「畑人ランチ」(1名4,000円)

    旬の食材を味わう「畑人ランチ」(1名4,000円)

竹富島の秋に欠かせない五穀と、かつて途絶えた醸造所を島の有志が復活させて作り上げた醤油「シマヒタティ」を用いた、特別なランチを提供する(1名4,000円)。パスタには竹富島で秋に収穫される竹富芋から着想を得たニョッキを使用する。島の人々の思いによって蘇った伝統の味や、食文化のストーリーへ思いを馳せることで、秋の豊かな恵みをより一層深く堪能できる一皿。

実りの手仕事を体験し、伝統的な祭事食を味わう「秋の畑あそび」

  • 脱穀を通して、竹富島の農事や祭事の歴史を紐解くひととき

    脱穀を通して、竹富島の農事や祭事の歴史を紐解くひととき

同施設の畑で、島の畑文化に詳しいスタッフとともに穀物の脱穀・精穀作業を体験できる。土地に触れ、手を動かしながら、竹富島の農事や祭事の歴史を紐解くひととき。体験後には、客室にて種子取祭でも振舞われる伝統的な祭事食「イーヤチ」を用意する。自ら畑作業に触れた後に味わうことで、島の営みや祈りへの理解がより一層深まる滞在を提供する。開催日は9月1日~11月30日の月曜日・水曜日。料金は1名4,000円。定員は1組3名で、前日17時まで公式HPで予約を受け付ける。

竹富島の精神に触れる「五穀のお守りづくり」

  • 竹富島の精神に触れる貴重なお守り

    竹富島の精神に触れる貴重なお守り

祭事で着る衣装を織る際にも使用される、約100年前に作られた伝統的な機織り機を用い、島の植物で染め上げた糸でお守りの外袋を織る。袋の中に包む小瓶には、星のや竹富島の畑で収穫した五穀と魔除けの塩を詰めている。竹富島の人々が大切に護り継いできた精神に触れる時間を過ごすことができる。開催日は9月1日~11月30日の火曜日・土曜日。料金は1名4,000円。定員は各回1組2名で、当日10時まで公式HPで予約を受け付ける。