家庭のさまざまな汚れをきれいにしてくれる酸素系漂白剤「オキシクリーン」。わが家でも、これまで数々のアイテムを清潔な状態に戻してくれました。
しかし、酸素系漂白剤はオキシクリーンだけではありません。カインズには、その名もズバリ「酸素系 漂白剤(過炭酸ナトリウム)」というPB商品があります。価格はオキシクリーンより手頃ですが、同じように汚れを落とせるのでしょうか。
今回は、以前オキシクリーンで洗った3枚のエコバッグを使い、同じ手順で“ジェネリック・オキシ漬け”を試してみます。
→✅エコバッグ3種を“オキシ漬け”したら…まさかの水の色に! を読む
オキシクリーンと同じ手順で検証
まずは、前回エコバッグを“オキシ漬け”した際の手順を簡単にお伝えします。
用意したのは、布製のエコバッグ1枚とポリエステル製のエコバッグ2枚の計3枚です。42℃のお湯4リットルにオキシクリーンをキャップ1杯(約28g)溶かし、泡立て器でしっかり混ぜてから漬けおきします。漬けおき時間は、布製が約3時間、ポリエステル製がそれぞれ30分。
最後にもみ洗いして水ですすぎ、乾かして仕上がりを確認しました。
今回も、この手順をなぞってカインズの「酸素系 漂白剤」で検証します。ただし、使用する粉末の量やお湯の温度は、オキシクリーンとやや異なります。そこで、パッケージに記載された使用方法に沿って、以下の条件で試してみました。
・布製は約40℃のお湯4リットルに酸素系 漂白剤60gを溶かして3時間漬けおき
・ポリエステル製は約40℃のお湯4リットルに酸素系 漂白剤40gを溶かして30分漬けおき
布製エコバッグは特に汚れていて厚みもあるため、パッケージ記載の時間より長めに設定しました。なお、今回の検証にあたり、前回と同様に以下のものを準備しました。
・再び汚れが目立ってきたエコバッグ3枚(前回と同じもの)
・カインズ「酸素系 漂白剤(過炭酸ナトリウム)」
・洗い桶(容量8リットル)
・約40℃のお湯
・泡立て器
・ビニール手袋(すすぎ用)
・マグカップ(重しとして)
オキシクリーンの時と同じく、洗い桶にお湯を張り、酸素系 漂白剤を溶かして1枚ずつエコバッグを漬けおいていきます。
布製エコバッグの汚れ落ち具合は?
まずは、いちばん汚れのひどい布製エコバッグから検証します。前回の洗濯から日が経ってしまい、再び黒ずみが目立つ状態に。夫がほぼ毎日のように使ううえ、素材的にも汚れやすい1枚です。
特に汚れやすいのが、持ち手の部分。酸素系 漂白剤できれいになるのでしょうか。
この布製エコバッグは3時間と、ほかの2枚に比べて長い漬けおき時間を確保しました。また、4リットルのお湯に対して粉末60gと、ほかの2枚より多めの容量を入れています。
布製エコバッグがお湯から浮いてこないようにマグカップを重しにし、3時間漬けおいて待ちました。すると、お湯の色が……。
こんなにも茶色く変化しました。「布製エコバッグはけっこう汚れているだろうな」という予想はしていたものの、一度オキシクリーンで洗っているため、ここまでお湯が変色するとは予想していませんでした。水ですすぎ、よく絞って乾かした後の状態がこちらです。
洗う前と比べてとても白くなっています。どうしても落ちきらない汚れは一部残っていますが、手触りもさっぱりとしていて、嫌なにおいも一切ありません。オキシクリーンと同様、しっかりと汚れが落ちた印象です。
気になっていた持ち手部分も、この通りきれいになりました。
ポリエステル製のエコバッグ2枚を試す
次に、ポリエステル製エコバッグを1枚ずつ検証していきます。まずは、最も使用頻度の高いネイビーのエコバッグ。
一見まったく汚れていないように見えますが、広げた際に少しにおいがすることが気になっていました。「そろそろ洗濯しないと」というタイミングでしたが、こちらはどのくらい汚れているのでしょうか。約40℃のお湯4リットルに酸素系 漂白剤を40g入れ、30分漬けおきます。
30分が経ち、洗い桶のなかでエコバッグをぎゅっと絞ってみました。すると、先ほどの布製エコバッグほどではありませんが、けっこうお湯が濁ります。見た目はきれいでも、思った以上に汚れがたまっていたようです。
よく絞って乾かした状態は、見た目は洗う前と変わりませんが、さっぱりとしています。ただ、ほんのわずかににおいが残っているように感じました。とはいえ全体としては、オキシクリーンのときと同じように、清潔な状態に戻りました。
最後に、花柄のポリエステル製エコバッグを試します。このエコバッグの使用頻度は低く、先ほどの2点より汚れていないという見立てです。
見た目は汚れておらず、においもさほど気になりませんが、前回の洗濯から時間が経ってしまったため、きれいにしておきたいところです。酸素系 漂白剤を溶かしたお湯に漬けおくと、どのくらい汚れが出てくるのでしょうか。
30分後、予想どおり、前の2枚ほどお湯は濁りませんでした。
乾かした後の状態は、洗濯前と同じように見えます。しかし、漬けおきする前と比べて清潔感のある手触りになりました。においもまったくありません。使用頻度が低くても、定期的に洗っておくと気持ちよく使えそうです。
オキシクリーンと酸素系 漂白剤を比べてみると
3枚を洗い終えたところで、オキシクリーンとカインズの酸素系 漂白剤を、「お湯への溶けやすさ」「コスパ」「汚れ落ち」「使い勝手」の4項目で比較します。
<お湯への溶けやすさ>
まず、お湯への溶けやすさは、オキシクリーンと酸素系 漂白剤で差はありませんでした。今回の検証中、「お湯の温度が低めだと粉末が溶けにくい」と感じる場面もありましたが、これはオキシクリーンでも同じです。
<コスパ>
次に、コスパについては、購入時の価格から1gあたりの単価を計算したところ、オキシクリーンは1.5円、酸素系 漂白剤は0.65円でした。オキシクリーンの1g当たりの価格は、カインズ品の約2.3倍。お得感でいえば、酸素系 漂白剤の圧勝となります。コスパ重視の方は、酸素系 漂白剤をメインに使うとよいかもしれません。
<汚れ落ち>
そして、最も重視したい汚れ落ち。こちらも大きな差は感じませんでしたが、あえてどちらかを選ぶなら、ごくわずかな差でオキシクリーンに軍配が上がる印象です。汚れ落ちそのものではありませんが、ネイビーのエコバッグにわずかににおいが残ったためです。
ただ、最も汚れていた布製エコバッグでも、においはしっかり落ちていました。そのため、素材や汚れ具合に応じ、パッケージに記載された範囲で漬けおき時間や使用量を調整すれば、十分対応できそうです。普段使いなら、これで事足りると感じました。
<使い勝手>
使い勝手は、オキシクリーンも酸素系 漂白剤も大きく変わらず、塩素系漂白剤のようなツンとしたにおいもなく、扱いやすさに大きな差はありませんでした。ただし、オキシクリーンはボトル入りで、キャップを計量スプーン代わりに使えるのに対し、酸素系 漂白剤のパッケージはパウチで計量スプーンも付属していないため、別に用意する必要があります。
コスパを考えれば許容範囲ですが、こうした手間を省きたい方は、オキシクリーンのほうが使いやすいかもしれません。
使い分けもおすすめ
カインズPBの「酸素系 漂白剤」は、オキシクリーンと比べても汚れ落ちに大きな差はなく、3枚のエコバッグをすっきり洗うことができました。
使いやすさや、わずかなにおい残りまで重視するならオキシクリーン。コスパを優先するなら、カインズの酸素系 漂白剤が有力です。普段の漬けおき洗いはカインズ品、しつこい汚れやにおいが気になるときはオキシクリーンなど、用途に応じて使い分けてもよさそうです。














