梅雨入りのニュースが気になるこのごろ、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。こんにちは、宇土蔵です。

6月と聞くと、まず思いつくのが雨ですね。早くも九州は梅雨入りし、今年の梅雨入りは例年より早い、なんて言われています。さて今回は、そんな「梅雨」に関しての疑問をぶつけるため、ある人(?)をゲストにお呼びしました。

「梅雨」に聞きたいこと

……ということで、早速ですがご紹介しましょう、梅雨さんです!

梅雨さん(以下、梅雨) : はじめまして、梅雨です。よろしくお願いします。

梅雨 : 北海道と小笠原諸島を除く日本、朝鮮半島南部、中国の南部から長江流域にかけての沿海部、および台湾など、東アジアの広範囲においてみられる特有の気象現象で、5月から7月にかけて毎年めぐって来る曇りや雨の多い期間のこと。雨季の一種である。 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より引用。(2018年5月29日 13:00)

──本日はお忙しい中、ありがとうございます。毎年お会いしてるんですが、お話しするのは初めてですね。実は今回、梅雨さんをゲストに、「梅雨に聞きたいこと」という質問でアンケートをとっているんです。

梅雨 : はい、聞いています。普段は雨を降らしているだけで、ヒトの質問に答える機会はないので楽しみです。

──そうですよね。では早速参りましょうか。マイナビニュース会員様に聞きました! あなたは聞いてみたい? それとも聞かなくていい? 梅雨に聞きたい質問~!!

梅雨に聞きたいこと

Q1. 「梅雨入り宣言」「梅雨明け宣言」についてどう思う?

聞きたい 55.2%
聞かなくていい 44.8%
50%

Q2. どういうモチベーションで雨降らしてるの?

聞きたい 32.7%
聞かなくていい 67.3%
50%

Q3. カタツムリと紫陽花についてどう思う?

聞きたい 38.5%
聞かなくていい 61.5%
50%

Q4. 「四季」に入りたかったな、とか思う?

聞きたい 37.7%
聞かなくていい 62.3%
50%

Q5. 梅雨を迎える日本人にアドバイスを

聞きたい 50.8%
聞かなくていい 49.2%
50%

「四季」ではなく、「六季」を楽しんでほしい

──はい、このような結果になりました。まずは今の感想を教えてください

梅雨 : ……なるほど。これって読者から質問を受けたわけではなく、読者には「聞きたい」か「聞かなくていい」かを聞いただけで、項目はそちらで用意したということでしょうか。

──そうですね。読者が気になりそうな質問をいくつか考えてみました。結果、「聞きたい」が半数超えだったのが、Q1とQ5ですね

梅雨 : なんなんですかこの質問。「四季」に入りたかったか? とか掘り起こさないでくださいよ。ナイーブなところなんですから……。

──やっぱり入りたかったんですか?

梅雨 : それは、入れるものなら。おこがましいですよ? 自分なんかが季節になるなんて。ただほら、ヒトって「どの季節が好き?」とか話すじゃないですか。そこで「梅雨が好き」なんていうヒトはいませんよね。だいたい春とか夏とか答えます。ただ、もし自分と秋雨さんも加えた「六季」がこの国でメジャーになっていたら、少しは今の状況も変わっていたのかな、と思うことはあります。

──「メジャーな存在」になりたいということでしょうか

梅雨 : なれるものならなりたいですよ。質問にもありますが、カタツムリだって紫陽花だって、梅雨を象徴するものはけっこうあるんです。農家さんからの評価だって低くありません。今の状況が不満というわけでもありませんが、もう少し評価されてもいいのかな、と思うことはあります。

「梅雨明け」はもう宣言しないで

──それでは、「聞きたい」という声が多かった2つの質問に関しての意見をお聞きしたいと思います。まず、「梅雨入り宣言」「梅雨明け宣言」などと、各種メディアで表現されることがありますが、その点について梅雨さんは何か感じていることはありますか?

梅雨 : あんまり言わないで欲しい、というのが正直なところです。いや、梅雨入りは正直をいうと、問題ないんですよ。けっこう正確に、こっちとしてもやっていこう! っていうタイミングでメディアも取り上げてくれるので。こちらとしてもやりがいにもつながっています。

──「梅雨入り宣言」の報道には抵抗はない、ということでしょうか?

梅雨 : あくまで「比較的に」なんですけどね。放っておいて欲しい、というのが正直なところではあります。ただやめてほしいのが、「梅雨明け宣言」です。雨を降らすときには、「やるぞ~」と思ってるんですが、逆にやめるタイミングは難しいんです。

──難しい、というと?

梅雨 : 意図的に、「雨を降らすことをやめる」ことは難しいんです。やっぱり「水の星」と言われているだけあって、そちらこちらに水はありますし、あとは風の影響もありますよね。「もうこのあたりで降らすのをやめよう」と思っても、なかなか思い通りにはいかないんです。

──そうはいっても、梅雨のジメジメした期間がつづくと、なんだか暗い気分になってしまいます。ですので、「梅雨明け宣言」があると、安堵感が生まれるので必要なように思います

梅雨 : うーん、ただこちらからしたらプレッシャーですよね。「梅雨明け宣言したからもう雨降るなよ」って言われてるようなものです。AMeDAS(自動気象データ収集システム)さんもしっかりと私の状況を見てくれてるとは思うんですが……。「もう終わり!」と言ってそれ以降しばらくは雨を降らせない、というのも難しいので。それで、「まだ梅雨明けてねえじゃん」とかって文句を言われるのは私なんです。

──梅雨さんにもいろいろな悩みがあるようですね。それでは最後に、もう1つ「聞きたい」という意見が多かった項目「梅雨を迎える日本人にアドバイスを」に関してのコメントをお願いします

梅雨 : 改めて、今年もよろしくお願いします。洗濯物とか干しにくくさせてしまって申し訳ありません。例年通りではありますが、不定期に雨を降らすことになるので、外出の際には傘をお忘れなく持っていただくようにお願いします。

雨を降らしている私が言うのもなんですが、カラフルな傘を見ると、心が晴れやかになります。是非今年は、透明・黒以外の傘を持ってみてはいかがでしょうか?

──以上、梅雨さんでした。どうもありがとうございました

今回は梅雨さんをお呼にして、疑問をぶつけることができました。言いたいことをはっきりと言えたのか、「晴れ晴れ」とした表情で空へと帰っていきましたね。梅雨さんからの最後のメッセージの通り、これから本格的に梅雨の時期に入りますので、みなさん傘を携帯し、突然の雨にも対応できるようにしていきましょうね。(宇土蔵)


調査時期: 2018年4月27日~2018年5月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性250名 女性250名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート