「7の段だけ4年生までかかったんだよね」――。小学2年生で習う九九の7の段に苦戦し、先生との試験を独自の方法で乗り切った男性。それから約50年、7の段を覚え直すことなく社会人生活を送ってきたという。8日放送のTBSラジオのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で紹介された男性リスナーの投稿に、安住紳一郎アナウンサーは「偉人だね」と笑いながら感心した。

  • 安住紳一郎アナウンサー

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「7の段だけ4年生までかかった」同僚に話すと大爆笑

この日のメッセージテーマは「苦手なこと」。宮崎県に住む男性から、子どもの頃から現在まで続く、九九にまつわる悩みが寄せられた。男性が苦手としているのは、九九の7の段。先日、職場で同僚たちと休憩時間に雑談していた際、こんな話をしたという。

「俺、小学校2年生の時に習う九九、7の段だけ4年生までかかったんだよね」

すると、周囲は大爆笑。男性は笑わせるつもりで話したわけではなかったため、少し傷ついたそうだ。男性によると、7の段は答えの増え方がほかの段と違う感覚があり、「7×4」あたりから怪しくなってしまうという。

この感覚には安住アナも共感。「7の段難しいよね。俺も時間かかったから」と、自身も苦戦したことを明かした。さらに、クラスで最後から2人目になるまで九九の試験に合格できず、もう1人の児童とともに残ってしまった思い出も披露。「きつかった」と当時を振り返った。

覚えていた「35」と「49」から足し算、引き算で答えを導く

男性が小学生だった頃、九九の試験は先生と一対一で行われていた。先生の合図に続いて「七一が七」と順番に唱えていく形式だったが、7の段がどうしても覚えられない男性は、ある方法を思いついた。

まず、7の段の中でも覚えやすかった「35」と「49」を頭に叩き込む。そして、その数字を起点に、頭の中で足し算や引き算をして答えを導き出すというものだった。もちろん、暗記して即答するよりも時間がかかる。しかし、男性は計算を繰り返すうちに、先生が不合格を告げる直前に答えるという技を身につけ、なんとか試験に合格した。

一度この方法で乗り切れたことが、その後の人生にも影響した。男性は社会人になっても7の段を改めて暗記することはなく、独自の計算方法に磨きをかけ続けた。そして来年、60歳で定年を迎えるという。

「7の段をごまかし切りました」安住アナが称賛

約50年にわたって7の段と付き合ってきた男性は、投稿の最後に、子どもたちへこんな言葉を残した。

「良い子の皆さん、7の段もちゃんと覚えた方が楽ですよ」

その結論に安住アナは、「乗り切りました!」「7の段を覚えずに社会人、サラリーマン生活乗り切りました!」と笑いながら反応。

さらに、定年を迎える男性を「ご定年、ご立派でございます」「お勤めご苦労様でした。やり切りました」とねぎらい、「7の段をごまかし切りました」「偉人だね」とユーモアたっぷりに称賛した。

その後も安住アナは、7の段について「また緊張しちゃうんだよね。呪文のように言わないといけないから」と話し、7×3や4×7など、自身が苦手に感じる組み合わせを挙げながらトークを展開。男性が半世紀近く抱えてきた苦手意識に、安住アナも最後まで共感していた。

【編集部MEMO】
『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナウンサーと中澤有美子アナウンサーが届けるTBSラジオの番組。リスナーから寄せられた身近な体験や、長年忘れられない思い出などを紹介し、独自の視点で語り合う。11月15日のメッセージテーマは「私の妄想」。清水ミチコがゲスト出演する予定。