京成電鉄は6日、国土交通大臣宛に鉄道旅客運賃の変更認可申請を行ったと発表した。運賃改定は2028年3月に実施予定としている。あわせて新京成電鉄との合併にともない、現行運賃制度の異なる京成本線等と千原線、松戸線の運賃制度を統合する。
鉄道旅客運賃の変更認可申請は1995年以来、32年ぶりとのこと。現行の初乗り運賃について、京成本線等は150円(IC運賃146円)、千原線は200円(IC運賃199円)、松戸線は170円(IC運賃167円)となっている(京成本線等と千原線の現行運賃は鉄道駅バリアフリー料金を含む)が、申請では3路線とも170円(IC運賃167円)に統一している。成田空港線は現行の初乗り運賃210円(IC運賃210円)だが、申請では230円(IC運賃229円)とした。
申請による改定率・増収率について、普通運賃は改定率14.3%・増収率12.6%)、通勤定期は改定率16.9%・増収率13.5%)、通学定期は改定率マイナス11.5%・増収率マイナス7.2%、合計すると改定率14.1%・増収率12.2%となる。定期割引率について、京成本線等の通勤定期は現行34.5%から申請36.3%、通学定期は現行80.0%から申請83.1%に。成田空港線の通勤定期は現行30.2%から申請30.8%、通学定期は現行56.1%から申請61.4%となる。
運賃制度の統合により、普通旅客運賃・定期旅客運賃ともに千原線・松戸線の運賃を京成本線等と同額に変更。京成本線等と千原線・松戸線をまたがる場合に行われる運賃の併算(またがって利用する路線ごとの運賃収受)も廃止する。
ただし、松戸線内の利用は京成本線等と運賃を同額とすることにより、運賃額が高くなることから、認可を受ける運賃とは別に、松戸線内利用の運賃を届出により設定する予定。6kmを超える利用は京成本線等より低い運賃額になるという。
京成本線等と千原線で収受している鉄道駅バリアフリー料金(普通旅客運賃・通勤定期旅客運賃のみ)は、今回の運賃改定に合わせて廃止する。なお、京成成田~空港第2ビル・成田空港間などの加算運賃は変更しない。「スカイライナー」の特急料金についても、2027年3月13日に一律大人200円・小児100円の引上げを予定している。「イブニングライナー」「モーニングライナー」「シティライナー」の特急料金は変更しない。

