星野リゾートが展開する「星のや京都」(京都府京都市)は12月15日から、「京のスパイス逗留」(1名65,000円)を初開催する。
同施設が位置する奥嵐山は、かつて平安貴族が四季折々の景色を愛でた風光明媚な場所。冬には水墨画のような風景が広がり、凛とした空気に包まれる。当時、貴族は海外から渡来した希少な香原料を独自のレシピで調合し、空間や衣類に焚きしめて過ごしていた。この香原料には、鬱金(うこん)や桂皮、丁子、大茴香など、現代ではスパイスとして親しまれている素材が多く含まれている。同施設では、この平安貴族の知恵を現代に再現し、心身を温め、リラックスできる特別な滞在を提案する。
期間は2026年12月15日~2027年2月28日(年末年始は除外)。料金は1名65,000円(税・サービス料込、宿泊料別)で、お灸施術、特別夕食、特別朝食、起床後の特別ドリンク、プライベート水辺の深呼吸が含まれる。1日1組(1~3名)限定。予約は公式サイトにて7日前まで受け付ける。
平安貴族のように自分好みに調合する特別夕食
夕食は、同プログラム特製のスパイスを使用した会席料理。前八寸では、華やかな香合に入った9種の料理に鬱金や桂皮、丁子など9種のスパイスを自分好みに調合して楽しむ。例えば、蟹の湯引きには刺激のある山椒を合わせて味に深みを持たせ、海老芋の米粉揚げには、素材の甘みを引き立てる桂皮を合わせるなど、自分好みに味わいを変化させる。平安時代の香文化を現代の食文化に昇華させた、身体も温まる食体験。
お灸施術で身体を芯から温める
チェックイン後におこなうのは、身体を芯から温める60分間のお灸施術。手足にはスライスした生姜の上でもぐさを燃やす隔物灸(かくぶつきゅう)を施し、手足の冷えを和らげる。また、お腹や腰などの広い面をじんわりと温めるのは箱灸(専用の木箱の中でお灸を燃やし、その温熱を利用する方法)。滞在の初めに寒さで強張った身体をしっかりと解きほぐすことで、その後の滞在も心地よい温かさが持続する。
ストレッチと朝食で発汗を促す
起床後は、かつて薬や香料として日本に渡来した和漢生薬やスパイスをブレンドした「伝承の香茶(こうちゃ)」で身体を優しく目覚めさせる。生姜やサフランなどの温もりと、沈香や龍脳による清々しい香りが特徴。お茶で内側から身体を温めた後は、静寂な「蔵」を貸し切って行うストレッチアクティビティへと向かう。
朝の最後には、客室で特別朝食「めざめのスパイス粥」を味わう。料理長特製のスパイスに加え、紅花や高麗人参、蓮の実などを取り入れたお粥にほうじ茶の餡を掛け、風味良く仕立てた。香ばしい風味とスパイスの辛味を楽しみながら、心地よい発汗とともに全身の巡りを調える。




