道路脇に立つ作業着姿の男性たちを見つけるたび、小学生の少女は精いっぱいのおすまし顔を作っていた。男性たちは東京からやって来た芸能事務所のスカウトで、自分を撮影していると思っていたからだ。大人になってようやく分かったその正体とは――。25日放送のTBSラジオのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で紹介された女性リスナーの思い出に、安住紳一郎アナウンサーも自身の勘違いを重ね合わせた。
作業着姿は変装? 少女が信じていた“スカウトの秘密”
この日のメッセージテーマは「私の勘違い」。山形市に住む46歳の女性リスナーが、小学生の頃に抱いていた、ある思い込みを明かした。女性は当時、道路などで測量をしている作業員のことを、東京からやって来た芸能事務所のスカウトだと勘違いしていたという。
作業員たちが着ている作業着も、正体を隠すための変装だと思っていた。大きなレンズが付いた測量機器はカメラに見え、田舎で光る逸材を見つけようとしているのだと信じ込んでいたそうだ。
そのため、作業員の近くを通るときには、写真を撮られているつもりで精いっぱいのおすまし顔を作っていた。さらに、レンズの向こう側にいる人が手を上げると、それは自分を見つけた合図だと解釈。
「この子! この子! 見つけたよ!」
そんな声が上がっていると思い込み、「自分の持っている最高のおすまし顔」を披露していたという。
安住紳一郎アナも「写真撮影してるんだと思って」
もちろん、男性たちが行っていたのは芸能人のスカウトではなく、道路などの測量作業だった。そのことを理解した現在、女性は測量をしている人たちを見かけると、当時の自分を思い出して「とても恥ずかしい気持ちになります」と振り返った。
この投稿に安住アナは「ねえ、分かるね」と共感。測量機器をのぞき込み、三脚を立てて作業している人たちの姿を思い浮かべながら、自身にも似た勘違いがあったと明かした。
「私もずっとあれ写真撮影してるんだと思って」
安住アナもかつて、測量機器の前を通る際、撮影の邪魔をしてしまったと思い、手で合図をしながら「ごめんなさい」と謝っていたという。安住アナは、通行人が目の前を通ることにも慣れているのだろうと話し、当時の自分の行動を笑いながら振り返った。
芸能スカウトだと思って最高のおすまし顔を披露していた少女と、写真撮影の邪魔をしてしまったと思って謝っていた安住アナ。同じ測量作業を目にしながら、それぞれ違う勘違いをしていたことが分かり、スタジオも和やかな空気に包まれた。
【編集部MEMO】
TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナウンサーとアシスタントの中澤有美子アナウンサーが届ける毎週日曜の生放送番組。リスナーの体験談を紹介するメッセージコーナーも人気を集めている。次回、11月1日のメッセージテーマは「最近、ドキドキしたこと」、焚き火マイスターの猪野正哉氏がゲスト出演する予定。メッセージが採用されると、オリジナルポストカード「途中下車シリーズ 北九州・旦過市場」がプレゼントされる。
