フジテレビ系音楽番組『STAR』(毎週木曜19:00~)初の大型ライブイベント『STARフェス』が、10日・11日の2日間にわたり、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。ジャンルや世代を超えたアーティストが集結し、ライブパフォーマンスやトロッコでのトークを展開。この模様は、31日(13:30~ ※関東ローカル)に1時間の特番としてダイジェスト放送される。
MCを担当したのは、番組と同じくフジテレビの上垣皓太朗アナウンサー。入社3年目にして、約8,000人の観客を前にした大役を終えた上垣アナに、イベントの手応えとともに、放送開始から半年を迎えた『STAR』での失敗と成長、競馬実況にも通じる準備の仕方、共演者や先輩から学んだことを振り返ってもらった――。
「自分がインフルエンザになったら…」本番まで緊張の日々
「本当に無事に2日間完走できたなと。なんとか終えられて良かったです」と、安堵の表情を浮かべる上垣アナ。「普段の『STAR』の放送もそうなのですが、進行が私一人なので、ここ1~2週間は“自分がインフルエンザになったらどうしよう”といったことも考えていたんです」と緊張の日々を送っていたことを打ち明ける。
そんな中で迎えた本番は、「アーティストの皆さんがステージで『STAR』という番組の名前を何度も言ってくださったのが、すごくうれしかったです。またアリーナだけではなく、2階席、3階席までペンライトでぎっしり埋まっていて、これだけ多くの人たちに『STARフェス』が支えられている、ひいては『STAR』という番組が支えられているんだなというのを実感しました」と感慨深げだ。
「トロッコトーク」のコーナーでは、アーティストと一緒にトロッコに乗って客席を巡る場面も。そこで自身の名前を掲げたファンの姿も発見し、「全く予想外でした。最初に見つけた時は“えっ!?”という感じで。しかも縦書きで掲げてくださっていて、どうリアクションしたらいいのか分からなかったんですけど(笑)、とてもうれしかったです。本当に『STAR』を見てくださっているんだなと思いました」と振り返る。
さらに、アーティストたちが上垣アナを積極的に巻き込む場面も。「『STAR』という番組を象徴する個性のようなものが、レギュラーで出ている人間が私しかいないので、ある程度そういう役割も自分が担っていかなきゃいけないと思っているんです。ですから、出演者の皆さんにああいうふうにお引き立ていただいたのは、すごくうれしかったです」と、MCとしての意識を明かした。
今回のような大規模な音楽フェスでMCを務めるのは初めて。その準備として徹底したのが、出演者一人ひとりの顔と名前を覚え直すこと。「普段の時とステージに立っている時では、雰囲気が違うこともあるので」と、競馬実況の際も行うという何十枚の写真を見る独自の記憶術を活用した。
さらに、この半年間の『STAR』の放送も改めて見返したそうで、「“そうだ、こんなことを話していただいたな”と思い出して、番組での皆さんのことを改めて頭に入れました」と万全の体制で本番に臨んだ。
「せっかくなので、さようなら」珍あいさつ誕生の瞬間
『STAR』は、毎回異なるアーティストが「ナビゲーター」として上垣アナとともに進行するスタイルが特徴。その中で印象に残る回の一つが、森山直太朗がナビゲーターを務めた際のエンディングだ。
「“この話とこの話をしよう”と考えて臨んだことがあったんです。自分の予想ではもう少し時間があるだろうと思って、“せっかくなので”と話し始めたら、残り5秒だったんですよ。森山さんをはじめ、出演者の皆さんも“何をするんだろう?”という空気になっているのが伝わってきて、私も“あと5秒しかない!”と思って、とっさに言ったのが“さようなら”だったんです」
結果、「せっかくなので、さようなら」という不思議な締めのあいさつになり、放送終了と同時に出演者・スタッフたちは爆笑。これをきっかけに、「せっかくなので」が上垣アナのキャッチフレーズになっていき、「事あるごとに“せっかくなので”と切り出す場面を作っていただいています」と苦笑いする。
また、半年間の経験を通してMCとして特に重要だと気づいたのが、出演者の発言を受けた後の一言。用意していた質問に答えてもらった後、何も考えていなければ「そうなんですね」で終わってしまう。それでも進行は成立するものの、「そこを気持ちよく締めて次の話題に行ける、何か引き受けの一言があるんじゃないか」と模索するようになった。
そんな中で自分なりに手応えを感じたのが、ME:Iのメンバーに好きな応援ソングを聞いた場面。
「『マジで感謝!』という曲が好きだとお話ししてくださって、その理由も聞かせていただいたんです。その時に、“そんな素敵なエピソードをお話しいただいて、マジで感謝です”と言えた時が『自分、一歩成長したかな』と思いました(笑)」と振り返るが、「その気の緩みで、その後めちゃくちゃ噛みました(笑)」と反省もあったそうだ。


