JR東日本は30日、築78年を迎え、老朽化が進んでいる釜石線小佐野駅(岩手県釜石市)について、10月から建設用3Dプリンターを活用した建替え工事を実施すると発表した。新駅舎の利用開始は2027年3月を予定している。

  • 小佐野駅の新駅舎イメージ

    小佐野駅の新駅舎イメージ

建設用3Dプリンターによる駅舎の施工はJR東日本管内で初とのこと。建設現場に3Dプリンターを設置し、現地で直接造形する施工方法は、駅舎として日本初の試みだという。

小佐野駅が釜石の山間部と海辺をつなぐ位置にあることから、新駅舎のコンセプトは「山から海へ流れる風のみち」に。外壁において、風を感じられるような装飾も行う。新駅舎は鉄筋コンクリート造の平屋建て、延床面積約7.5平方メートル。2027年3月の新駅舎利用開始に向けて、10月から工事に着手し、10月中旬に仮設通路への切替えを予定している。

今回の工事を通じて、デジタル技術によるデザイン性向上、自動化による施工品質の平準化、省人化など、鉄道建築における新たな施工方法の可能性を検証するとしている。