• (左から)福澤朗、櫻井翔 (C)日テレ

    (左から)福澤朗、櫻井翔 (C)日テレ

正解発表を前に、いよいよ“復活”のカウントダウンが始まる。

10秒前から大型ビジョンに過去の映像が映し出され、福留功男、福澤の姿が登場。往年の福留による「ニューヨークへ行きたいかー!」に、令和の出場者たちが「オー!」と返す。おなじみのテーマ曲が流れると、会場のテンションは一気に上がっていった。

福澤が「新たなウルトラクイズを象徴する新MCをご紹介しましょう!」と呼び込むと、新総合MCの櫻井翔がメインステージに登場。福澤と固い握手を交わし、櫻井が「ニューヨークへ行きたいかー!」と声を張り上げると、出場者たちは拳を突き上げて「オー!」と大絶叫した。

さらに「罰ゲームは怖くないかー!」と、おなじみのコール&レスポンスを重ねるたびに熱気は上昇。30年ぶりに帰ってきた『ウルトラクイズ』の新たな“顔”を迎え、スタジアムの興奮は最高潮に達した。

この会場のすぐ隣では、現在水族館の建設工事が行われているが、そこで作業する人たちまでつい横目で見ているのではないかと思える熱気だ。

また、第11回優勝の稲川良夫さん、第12回優勝の瀬間康仁さん、第15回優勝の能勢一幸さん、第16回優勝の田中健一さん、第17回優勝の小川圭太さんという5人の歴代王者がオープンカーで登場。小川さんから歴史ある優勝旗が返還され、次なる王者へ夢のバトンが渡された。

そんな歴代王者たちも第1問に挑戦し、それぞれ○、×のエリアへ。迎える側は大きな歓声が上がり、反対側には動揺が走る。

午前9時50分、ついに正解発表の時を迎える。バックスクリーンの巨大ビジョンを見つめながら、「まーる、まーる」「ばーつ、ばーつ」のコールが熱を帯びていく。

「正解は……これだー!」

結果が映し出されると、正解者は三唱どころではなく何度も万歳。一方では、その瞬間に夢を断たれた人たちが肩を落とす。歓喜と落胆の鮮烈なコントラストがグラウンドに広がった。

それでもすぐに、不正解者から正解者へ拍手が送られるのが、『ウルトラクイズ』だ。

「令和になっても敗者の味方」徳光和夫登場

そんな中で駆けつけたのが、徳光和夫。この日、朝7時40分まで有楽町でラジオの生放送をしていた徳光は「令和になっても敗者の味方、徳光がやって参りました!」と登場。日本テレビの住岡佑樹アナウンサーとともに敗者を激励し、悔し涙を受け止める“水ぶっかけ”の儀式も行われた。

最後まで◯か×か悩みに悩み、飛び込んだ先が不正解だったという敗者の一人は、その時の心境を「溶鉱炉に飛び込んだ気分だった」と表現した。

勝者と敗者は手を振って別れを惜しみ、「がんばってー!」「いってらっしゃい!」という声が飛び交う。

第1問終了後に、一度は止んだ小雨が再び降り始めたが、それは決して“涙雨”だけではない。勝った人と負けた人の間には、どこか温かな空気が流れていた。