2問目以降は1問目のように検索している時間がなく、数十秒の制限時間内に○か×を判断。挑戦者たちは一斉にグラウンドを走って移動していく。正解が発表されるたび、大人数から一斉に上がる歓声は壮観だ。
王道の知識問題だけではなく、多彩な出題で人数が絞られていく中、やがて雲の切れ間から太陽も顔を出し、熱気は気温とともにさらに上昇していった。
そして、国内2次予選進出者が決定。抱き合って喜ぶ人、何度も万歳する人、安堵のあまりその場に膝をつく人もいる。
その後、敗者たちが座る観客席の前で、パスポートの確認手続きへ。そこへ敗者たちから「おめでとう!」という声が次々に飛ぶ。
負ければそこで旅は終わる。それでも勝者へ拍手を送り、「おめでとう」と声をかける。勝者だけではなく、敗者の悔しさまで含めて物語になる。この番組が長く「人生を映す」と言われてきた理由が、1次予選ですでに見え始めていた。
30年のブランクを感じさせないスタッフワーク
ほかにも印象的だったのが、進行のスムーズさだ。
○ゾーン、×ゾーンにいる人数を迅速に確認し、出場者を誘導し、次の問題へ。大人数を動かすスタッフの手際はよく、クイズがテンポよく進んでいく。
前回大会から約30年というブランクがある。それでも、番組作りのノウハウはきちんと受け継がれていたのではないか――そう思わせる光景だった。
