「うわースゲェ生かせる良いこと聞いた、いま」――12日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜23:30~)では、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、CUTIE STREETらを手がける木村ミサを特集。Snow Manの佐久間大介が、SNSで“バズ”を生むプロデュース戦略に感嘆した。
今回は、昨年の『NHK紅白歌合戦』にも出場したFRUITS ZIPPERをはじめ、人気アイドルを次々に輩出しているKAWAII LAB.を総合プロデュースする木村。スタジオには佐久間のほか、ゲストMCとしてレインボーのジャンボたかお、“おしつじさん”としてアイドルマーケター・よそおい、森香澄、CANDY TUNEの小川奈々子が登場した。
元アイドルだからこそ「アイドル側の気持ちを理解」
KAWAII LAB.は、きゃりーぱみゅぱみゅらが所属するアソビシステムが2022年に始動したアイドルプロジェクト。所属アイドルのSNS動画は総再生回数140億回を記録するなど、現在のアイドルシーンで存在感を高めている。
スタジオには木村本人も登場。初めて生で対面したジャンボは「すっごい素敵な……」「全男子が1番好きみたいなお姉さま」と感激する。
そんな木村は、実は自身も元アイドル。子どもの頃から「モーニング娘。」に憧れ、アイドルに関わる仕事をしたいと考えていたところ、自らアイドルとして活動するようになったという。
2014年頃から約3年間活動したものの、当時はAKB48やももいろクローバーZなどが大きな盛り上がりを見せていた時代。木村は「心折れて辞めたタイプなんですけど」と振り返り、自身がアイドルとして前に立つより、アイドルを推す方が好きだと気づいたそうだ。
小川は、そんな木村の強みについて「一番はやっぱアイドル側の気持ちを理解してくれているっていうのがすごい強みだなって思ってて」と説明。
衣装の好みや髪形、ネイル、カラーコンタクトなどについて細かなルールを設けず、本人が自由に個性を表現できる環境が作られているという。
小川自身も「モノマネが好き」と明かし、ゲーム『どうぶつの森』のキャラクターの声まねを披露。これに佐久間は「ちょっと待って! 待って! 待って待って!」「変なん出てきた!」と驚いたが、こうした本人のキャラクターをそのまま伸ばしていくのも木村流のプロデュースだ。
“問いかけ”でスクロールを止める
さらに番組では、KAWAII LAB.がSNSで多くの“バズ”を生み出してきた仕掛けにも迫った。
プロジェクトが始動した2022年は、まだコロナ禍の影響でライブを思うように行えず、SNSを軸に認知度を高める必要があったという。
そこで木村が意識した戦略の一つが、楽曲に“問いかけ”を入れることだった。
例えばFRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」には「あれ気付いちゃいましたか?」「ねぇねぇねぇ」、CANDY TUNEの「必殺あざとポーズ」には「ほら! かわいいでしょ?」と、聞き手へ語りかけるようなフレーズが入っている。
木村は、SNSで広告動画などを見ている際、問いかけがあると「興味なくても一瞬“なんだろ?”みたいな“自分のことかな?”って思って(画面のスクロールを)止めちゃう」と、その狙いを解説した。
森香澄「“やらされてますよ、曲に”っていう」
また、KAWAII LAB.のアイドルは女性ファンも多く、女性が思わずまねして動画にしたくなる“あざとい歌詞”もポイントだという。
“令和のあざと女王”とも呼ばれる森は、「“やらされてますよ、曲に”っていう」「曲がそうだから、はやってるしみたいな」と、本人が自然に“あざとさ”を出せる理由になることに納得。
佐久間も、学生時代のカラオケで女子がこうした楽曲を歌っていたらというシチュエーションを想像し、「絶対クラスの男子、“え、なんかカワイイな、あいつ…”って思っている」と分析。ジャンボも「“?”ってカワイイもんね」と同意した。
森はFRUITS ZIPPERがTikTokなどで「わたしの一番かわいいところ」を投稿し始めた頃、すぐに自身も踊ったそう。その後、木村本人からライブへの誘いのDMが届いたことを明かし、KAWAII LAB.とはプライベートでも交流があるという。
縦画面に収まりやすい振り付けにも戦略
バズを生むもう一つの仕掛けが、振り付けだ。
よそおいによると、KAWAII LAB.の振り付けは「SNSの縦画面で収まりやすい振り付け」になるよう設計されているという。
「わたしの一番かわいいところ」などのキャッチーな振り付けを生み出してきた振付師・槙田紗子と木村が相談し、SNS上でどう見えるかまで計算しながら作り上げている。
一方で、簡単すぎないこともポイント。
木村は「一回見ただけで分かると“じゃあやんなくていいか”って思うけど、なんか何回かやって覚えたらできるかもしれないって思ってもらった方が、すごくこう広がるんじゃないかなと思って」と明かした。
自身もアイドルとして歌やダンスを披露する佐久間は、この考え方に「うわースゲェ生かせる良いこと聞いた、いま」と感嘆。木村のアイデアを自身の活動にも取り入れられそうだと刺激を受けていた。
CANDY TUNEの“自由すぎる”素顔も
番組終盤には、FRUITS ZIPPERのMVの意外な誕生秘話や、自由なプロデュースだからこそ育まれたCANDY TUNEのエピソードも紹介された。
以前、CANDY TUNEと番組で共演したというジャンボが「佐久間さん俺、驚いたんすけど……」と、メンバーたちのアイドルらしからぬ言動を明かすと、佐久間も「アイ、アイドル?」と困惑する場面も。
もともと日向坂46の“強火”ファンだというジャンボは、KAWAII LAB.のメンバーと共演する機会が増えたことで、「全く知らないっていうのは、まあちょっと失礼なんじゃないかと」と今回の特集に臨んだ理由を説明していたが、最終的には佐久間とともにKAWAII LAB.ならではの魅力にハマった様子だった。
TVerでは地上波未公開シーンを含む特別版を配信。TVer、Huluの特別版では、木村が描く10年後の姿や、佐久間がSnow Manの将来像について語るトークも収録されている。
【編集部MEMO】
木村ミサは、アイドルプロデューサー。自身もアイドルとして活動した経験を持ち、現在はアソビシステムが2022年に始動したアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」の総合プロデューサーを務める。FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、CUTIE STREETなどのプロデュースを手がけ、メンバーそれぞれの個性を生かすスタイルや、SNSを意識した楽曲・振り付けなどの仕掛けで注目を集めている。
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