コラム5:あなたはどのタイプが好み? ウルトラマン、マスクとスーツの変遷
ウルトラマンのスーツアクションは、長身でスマートな俳優・古谷敏が全39話にわたって務めあげた。そのマスクとスーツは、撮影時期によって3つのタイプに分類される。
第1話から第13話まで使用された「Aタイプ」は、マスクの表面が柔らかいラテックスで出来ているのが大きな特徴だった。これは、当初ウルトラマンに言葉をしゃべらせる目的で、口が開くように作られたためで、形が崩れないよう硬質のFRPで裏打ちが行われている。
しかし、うまく口を動かすことができないことと、口元にシワが寄ってしまうことなどから、第14話よりFRP製マスクの「Bタイプ」に変更される。Bタイプではスーツの各部分に詰め物が入れられ、たくましい筋肉を表現するようになった。ハードな撮影によってスーツの損傷・劣化が激しくなり、Bタイプスーツは第29話までの使用となった。
第30話から新調された「Cタイプ」は、マスクの口の部分がやや広がり、笑みをたたえたような神々しさを感じさせる、ウルトラマンの完成形というべきスタイル。このCタイプウルトラマンのイメージが、第39話(最終回)のゾフィーや、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)のマスクにも受け継がれている。ウルトラマンのスーツの素材はウエットスーツで、背中にチャックを着けた特注品。黒いウエットスーツに銀と赤の塗料を塗り、身体の模様を表現している。手は手術用手袋で、足はオーダーメイドの革ブーツ。手足のつなぎ目を隠すためテープを巻き、そこに銀のスプレーを噴いてウルトラマンが完成するのだが、撮影のたびにつなぎ目隠しを行うのは非常に手間がかかったという。
フォトギャラリー:『ウルトラマンティガ』30周年編
会場内のカフェスペースでは、ウルトラマンシリーズ60周年記念・限定コラボメニューが用意された。イベント開始前にGUTS隊ムナカタリーダー役・大滝明利さんがカフェを訪れ、酒が飲めないムナカタにちなんでミルクを注文するというイキなファンサービスを行った
『ウルトラマンティガ 30thプレミアムステージ』
「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂」の目玉、「ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ」は、2000年公開の映画『ウルトラマンティガFINAL ODDSEY』以来、26年ぶりの再集結を果たした「特捜チームGUTS」のレギュラーキャストが30年前の懐かしい思い出を語り合う、奇跡のようなイベントとなった。
ウルトラマンティガに変身するダイゴ隊員を演じた長野博は、初代ウルトラマンが多くの人々の目に留まったこの場所で、『ウルトラマン』が放送された日にイベントができる喜びを噛みしめつつ「僕も、ウルトラマンに育んでいただき『光』をもらっていました。そしてこれからも、ファンのみなさんがウルトラマンファミリー、そしてウルトラマンティガに光を当て続け、育てていってくれたら嬉しいと思います!」と、感無量の思いでファンに優しい言葉を投げかけた。
レナ隊員を演じた吉本多香美は「みんなと気持ちは同じ!みんなの心の中にはいつもダイゴがいたよね! どんなにこの日を待っていたか」と、ひさびさにダイゴとしてステージに現れた長野に感激しながら、ファンと感動をわかちあった。そして「『ウルトラマン』があったから、『ティガ』があり、今があると思います。ウルトラマンの光、私たちの心にある光は永遠不滅です。世代を超えて、いつもこの光を感じながら、素晴らしい世の中、光の方へ、みんなで幸せになっていきましょう」と、感激のあまりときおり声をつまらせながら、『ティガ』を愛する大勢のファンに笑顔をふりまいた。
ムナカタリーダー(副隊長)役・大滝明利は「ファンの皆さんが、ずっとティガを想ってくれたから、ここでGUTSの4人が揃うことができました。ありがとうございます」と、30年前と変わらぬ渋味と優しさをたたえながら、ファンに感謝を伝えた。
イルマ隊長を演じた高樹澪は「ウルトラマンシリーズはこれからもどんどん続いて、未来永劫、光を繋いでいきます。素晴らしい作品を世に出してくださったスタッフの方々、それに力を貸してくださった、すべての方々に感謝します」と、60年という時を経てなお、これからの未来でもウルトラマン、ウルトラマンティガ、ウルトラマンシリーズが永遠に人々の心に残ることを願いながら、作品に携わったすべての人々を称えた。
ゲストMCとして登場したのは、『ウルトラマンティガ』放送当時、ウルトラヒーローが大好きな子どもだった声優・潘めぐみ。メインMCの渡辺聡子と共に、憧れのヒーロー・ウルトラマンティガとGUTS隊員たちのトークを聞くことが叶い、終始感激の様子だった。
2008年の映画『大決戦!! 超ウルトラ8兄弟』で長野、吉本と共演した桜井浩子は「「ウルトラマンの歴史がこうして未来へより高く、格好よく羽ばたいていく姿を見られて胸がいっぱいです」と挨拶し、ウルトラマンの歴史をつなぎ、発展に導いた『ウルトラマンティガ』をリスペクトした。
現在好評放送中の最新ウルトラマンシリーズ『ウルトラマンテオ』で主演を務める岩崎碧は「偉大な先輩方の背中を追いかけ、僕もテオとして歴史を繋いでいけるよう頑張ります」と、元気いっぱいに挨拶した。
(C)円谷プロ











































