Netflixシリーズ『ダウンタイム』(9月17日より世界独占配信)のプレミア試写会イベントが8日、都内で行われ、松岡茉優、仲里依紗、間宮祥太朗、田中みな実、永作博美、渡部篤郎、Yuki Saito監督が登壇した。

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撮影を重ねる中で変化した『ダウンタイム』の捉え方 松岡茉優が語る「最終的には優しい物語だと私は思ってます」

イベント終盤、作品についてメッセージを求められた松岡は、撮影を始めた頃について「台本と向き合っている上で、プロデューサーさんの『美しいって何だろう』っていうところからこの物語が始まったこともあり、『他人が口出すなよ』っていう物語なのかなって思いながら撮ってたんです」と回顧。

自身が演じる役について「文ちゃんがちょっと攻撃的な子なのもあって、私もちょっと心の中の言葉が攻撃的になってたんですけど」と補足しながら、「でも(撮影を)重ねていくごとに、これは『他人が口出すなよ』って話じゃなくて、『他人の幸せは測れない』っていうお話なんだなって思いました」と語る。

そして、劇中に登場する患者について「多分、理解できない整形を望む方もいると思います。自分たちの美醜の価値観では測れない整形をしている方。でも、その方がそれをやって幸せなんだったら、それはそれでいいじゃないかって思える物語になっていると思うんです」と説明。

続けて、「だから別に整形反対でも賛成でもどっちでもよくて、『口出すな』っていう強いことではなくて、『あなたの幸せはあなたにしか分からないんだ』っていう、最終的には優しい物語だと私は思ってます」と、撮影を通じて感じた作品への思いを明かした。

最後には、「8話までぜひ見ていただいて、皆様ご自身の幸せが何なのか、自分のことをちょっと……(自分自身の)肉体はこれしかないので、(この作品が)抱きしめてあげる物語になってくれたらうれしいと思います」と呼びかけていた。

Netflixシリーズ『ダウンタイム』で描かれるのは美容整形業界

『全裸監督』ではアダルトビデオ業界、『地面師たち』では地面師詐欺と不動産業界と、知られざる世界の裏側にスポットライトを当ててきたNetflixが新たなテーマに選んだのは、美容整形業界。近年の日本においては「美の多様性」が善、「ルッキズム(外見至上主義)」は悪という価値観が広く語られるようになった。

だがその一方で、「美しくなりたい」「自分を変えたい」と、顔や体にメスを入れる美容整形ブームは加速している。『ダウンタイム』は、そんな美容整形業界に焦点を当て、“美”を追い求める人々の希望や葛藤、そしてその裏側に潜む光と闇をリアルに描き出すオリジナルドラマだ。

主人公は天才的なオペ技術を持つ、形成外科医・沼田文(松岡茉優)。「医療で命を救う」という信条に従い行った緊急オペが原因で、勤務していた大学病院を去ることになる。そんな彼女をスカウトしたのは、「美で人を救う」ことが信条のカリスマ美容外科医・遠山凜(仲里依紗)。文は美容外科を否定してきたが、業界の闇を探るために、凜のクリニックで働き始める。「美」と「医療」に対する価値観が違う2人はそれぞれの信念をぶつけ合い、激しく対立するがーーー。