「とにかく岡田准一で遊んでほしい」――TBSの10月改編説明会が4日、東京・赤坂の同局で行われ、岡田准一とロバート・秋山竜次が出演するバラエティ番組『今さらシロー!』が、10月から毎週月曜22時にレギュラー放送されることが発表された。
同番組は、仲良しの岡田と秋山が「今さらだけど知っておきたい」テーマを全力で調査しながら、時には全力でふざける“全力調査・再発見バラエティ”。2025年4月に特番として放送され、同年10月期には深夜の「火バラナイト」枠でレギュラー化。今年4月から土曜昼へ進出し、今回、月曜22時のGP帯レギュラーへ昇格する。
好奇心旺盛な岡田と、遊び心あふれる秋山
「知識欲」の岡田と「遊び心」の秋山という異色のバディが、知られざるプロの現場へ突撃したり、知っているようで知らない街を深掘りしたりしながら、“学び”と“笑い”を届けてきた同番組。
好奇心旺盛な岡田と、遊び心あふれる秋山がそろえば、調査だけでは終わらない。時に歌い、時に踊るなど脱線もいとわず、2人の予測不能な掛け合いにゲストが加わることで、その人物の新たな一面も引き出していく。
岡田、秋山ともに、個人としてTBSでMCを担当するのは『今さらシロー!』が初。岡田は『学校へ行こう!』から18年ぶりにTBSのGP帯レギュラーに復帰することになる。
現在月曜22時で放送中の『プロフェッショナルランキング』はレギュラー放送を終了し、今後は特番での展開を想定している。
岡田准一「やるからには全力で」「僕に気を使わないで」
河本恭平プロデューサーは、番組最大の魅力について、まず岡田と秋山という組み合わせを挙げる。中でも「今や日本を代表する俳優」である岡田が、ここまで体を張ってロケへ臨む番組は「他に見られないかなと思っています」と胸を張った。
番組が特番として始動した約1年半前、河本Pが岡田と初めて打ち合わせをした際、本人から伝えられた言葉が2つあったという。
一つは「やるからには全力でやります」。そしてもう一つが、「とにかく岡田准一で遊んでほしい」という言葉だった。
岡田はその言葉通り、制作側からのリクエストに本気で応え続けているという。最近行った警察学校でのロケでは、実際の放送尺が1時間であるにもかかわらず、岡田は8時間にわたって撮影に参加した。河本Pは「こちらがお願いしたことは何でも受けてくださる」といい、「本当にこの番組に対して真摯に取り組んでくださって、本気で頑張ってくださっている。これが番組の一番の武器じゃないかなと思っています」と力を込める。
岡田准一の“おちゃめな姿”を引き出す秋山竜次
では、なぜ岡田は『今さらシロー!』でそこまで本気になれるのか。河本Pは、その理由に秋山の存在があると見る。岡田は秋山を強くリスペクトし、秋山も岡田をリスペクトしているといい、「2人は本当にすごく素敵な関係性」と説明した。
とにかく遊び心にあふれる秋山は、常にポケットにマジックを忍ばせており、いつでもヒゲやもみあげを描けるようにしているそうで、スタッフ側も秋山がペンを欲しがった時には「何色のペンでも出せるようにスタンバイ」しているという。
そうした秋山によって現場には常に明るい空気が生まれ、「岡田さんも秋山さんの前だったら、普段は見せないようなおちゃめな姿を見せてくれます」と、ほか番組ではなかなか見せない表情を披露してくれるそうだ。
「知的好奇心」と「遊び心」で台本の想定を超える
岡田が持つのは、何事にも本気で向き合う姿勢と旺盛な「知的好奇心」。一方の秋山が持ち込むのは、あらゆるものを笑いへ変えてしまう「遊び心」だ。
河本Pは、この2つが組み合わさることで、制作側の想定を超える展開が毎回生まれていると話す。「我々が作った想定の台本をはるかに深く楽しく、お二人だからしてくださっていて」といい、真剣に学んでいたはずなのにいつの間にか脱線して笑いになり、逆に笑っているだけに見えたものが、いつの間にか学びにつながっているという。
「真剣に学んでいたはずなのに、いつの間にか脱線して笑いになっていたり、すごく笑っているはずなのに、いつの間にか学びになっている」。河本Pは、そんな予定調和ではない展開こそ、「オリジナリティのある番組に育ってきた」理由だと捉えている。
激戦区の月曜22時、縦流れを強化へ
これまでには街の魅力を深掘りし、そこで暮らす人々と出会う企画のほか、通常は立ち入ることのできない場所への特別潜入などを展開。知られざるプロの現場へ入り込み、「知っているようで知らない」世界を岡田と秋山ならではの視点で掘り下げてきた。
TBSは2026年10月改編で、「縦流れを意識し、勝てる曜日を増やすことへのブースト」をテーマに掲げる。中でも月曜夜は『CDTVライブ!ライブ!』から『テレビ×ミセス』へとつなぎ、若年層から支持を集めていると分析。その22時台に、F2・M2層をはじめとする大人世代も引き込む番組として『今さらシロー!』を投入し、月曜の“縦流れ”をさらに強化する。
新たな舞台は、河本P自身も「すごく激戦の時間帯」と認める月曜22時。岡田の“本気と知的好奇心”と、秋山の“遊び心”による予測不能な化学反応が、GP帯でもどこまで脱線し、その先でどんな新たな発見を生み出すのか。
