JR貨物は31日、「令和8年熊本地震」(7月28日発生、最大震度7を観測)の影響で熊本~鹿児島貨物ターミナル間の貨物列車が運転取りやめとなっていることを受け、迂回輸送を実施するとともに、トラック等による代行輸送体制の早期立上げを検討していると発表した。
地震の影響で貨物列車の運転を取りやめている熊本~鹿児島貨物ターミナル間(鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道線)に関して、現在も運転再開の見込みは立っていないとのこと。JR九州は鹿児島本線の宇土~八代間について、「8月中の運行再開は困難」と発表。肥薩おれんじ鉄道も、被害状況の大きさから「復旧に時間を要する見込み」と発表した。同区間の貨物列車も、全面的な運転再開まで時間がかかると見込まれている。
こうした状況もあり、JR貨物は「8月3日以降、トラック等による代行輸送体制の早期立ち上げを検討」していると説明。代行輸送の詳細は「逐次お知らせいたします」とした。あわせて8月4~6日、通常時に西大分行として運転している貨物列車を延岡駅まで延長運転し、日豊本線経由で迂回輸送を実施することも発表している。
JR貨物は迂回輸送・代行輸送体制のイメージも公開。北九州貨物ターミナル~延岡間で定期列車の他に一部列車の延長運転を行い、これにより「片道最大20個/日」(12フィートコンテナ換算)の輸送力増強を図るとのこと。8月3日以降に延岡駅からトラック等の代行輸送が可能となった場合、都城オフレールステーション(ORS)・鹿児島貨物ターミナル・川内方面へ「片道最大20個/日」の輸送力を確保できるとしている。
