JR九州は29日、「令和8年熊本地震」(7月28日16時27分発生、最大震度7を観測)に伴う被害状況について発表した。7月29日は九州新幹線の全線で始発から運転を見合わせたほか、鹿児島本線と豊肥本線の一部区間、三角線の全線で終日運転見合わせとなった。
同社によれば、地震の影響で怪我をした利用者は計12人とのこと。駅構内で手足の打撲や出血などにより救急搬送された人が4人、新幹線車内で足外傷、腰の痛み、首の痛みなどにより救急搬送された人が2人、申告のみで救急搬送されなかった人が6人いたという。
設備の被害も多数発生。九州新幹線は架線断線(熊本駅)1カ所、レール歪み(熊本総合車両所)7カ所、防音壁落下損傷など200カ所以上、レール破断(新八代駅)2カ所、橋桁のズレ(新八代駅)1カ所の被害が確認された。鹿児島本線の荒尾~八代間でも、多数の電柱損傷に加え、電柱基礎の損傷2カ所、架線断線1カ所、レール歪み5カ所、乗降場破損2カ所などの被害が確認されている。車両についても、2編成でパンタグラフが破損した。
豊肥本線も熊本~宮地間で乗降場破損3カ所の被害を確認。一方、三角線(宇土~三角間)については現時点で「大きな被害なし」としている。
