「俺たちヒーローがついているぜ!」と伝えたい
――映画を通じて、お2人が子どもたちに伝えたいメッセージは何でしたか。
今井:テレビシリーズにも映画にも共通していますけど、「夢」を諦めないで、追い続けることの大切さはずっと発信していきたいです。
長田:子どものころから「こうなりたい」という夢を持っている子を応援することは、僕たちにとっては当たり前のことだと思うんです。一方で、まだ夢が定まっていない子もいるはずで、それはそれでいいんです。誰に何を言われようと、自分の人生は一度きりなんだから、自分を信じてほしい。夢を持っている子も、持っていない子も、仮面ライダーゼッツとギャバン・インフィニティはずっと応援してるんだよ、と伝えたいですね。みんな、いろいろな悩みをかかえているかもしれないけど、俺たちヒーローがついているぜ! という思いを映画に込めました。
――テレビシリーズとは一味違う、映画ならではのお芝居はありましたか。
今井:莫の場合、冒頭シーンでの「ワルっぽい表情」がそれにあたりますね。1年間、仮面ライダーを演じてきて、あんな表情をしたのは初めて。上堀内(佳寿也)監督とも話し合いをして、こだわりぬいて撮影しました。
長田:『超ギャバン』では、ギャバンキラーを演じた高橋努さんが僕のことをリードしてくださりました。努さんのお芝居がとても魅力的で、これに怜慈としてどう対抗すればいいか……そんな気持ちがスクリーンの大画面で伝わればいいなと思いました。努さんとの共演は勉強になることばかりで、自分としてはとても充実した撮影でした。
――お2人は映画でも激しいアクションに挑戦されています。
今井:仮面ライダー夢現の攻撃を受けた衝撃で、ゼッツが莫に戻るシーン、そこでの「転がり」カットは僕自身がやっています。『ゼッツ』でいままでやってきた中で、いちばん高い距離からの転がりができた! と思っていたんですが、カメラのほうを向いていなかったので、僕がやったのかスタントの方が演じているのかわからないという(笑)。
長田:そういうカットだと、「オレだよオレ」って言いたくなるやつ(笑)。僕はテレビシリーズのときから「アクションをたくさんやらせてください」と、ずっとお願いしていました。自分の限界を超える要求をどんどん現場で示してくれるので、必死にくらいついていました。ギャバン・インフィニティのスーツを着てアクションをしたときは、どこまでが可動範囲なのかを確かめた上で動いています。大変だったのは、マスクを被ると外が見えなくなること。半分割れたマスクだと遠近感を測るのが難しいので、殴るアクションをしてもちゃんと相手に当たっているのかわからない。とにかくコンバットスーツを着て動くことの難しさを痛感しました。
――今井さんは、仮面ライダーゼッツのマスクを被ったことはありますか。
今井:撮影ではありませんでしたが、テレビシリーズのオールアップのとき、記念にマスクを被らせていただきました。被ってみて思ったのは、前がぜんぜん見えないってこと。この状態でベルトを操作し、カプセムをセットするとか、細かい所作をこなすスーツアクターの新田(健太)さんのテクニックはほんとうに凄い、と思いました。
今井&三嶋コンビ、旅先で心霊現象に遭遇!?
――『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』では「感情」がテーマになっていますが。最近のお2人が「感情」をむき出しにしたことはありますか? あるとしたら、どんな感情ですか?
今井:最近、僕は「恐怖」の感情をむき出しにしましたね。
長田:エモルギアでいえば「キーグ」だね。
今井:先日、プライベートで三嶋(健太/富士見鉄也役)さんと遊びに行ったとき、泊まった旅館で心霊現象が起きました……。
長田:うわ、それ無理かも? でも、聞きたい!
今井:旅の途中、道路で猫ちゃんが轢かれていたのを見かけて。三嶋さんは猫が大好きなので、道路から森へ動かして供養されたんです。で、その時に使ったポリ袋を旅館の部屋まで持ってきてしまい……そこから不思議なことが起こり始めたんです。
長田:何かを「引き寄せる」ことってあるよね。
今井:チェックインして、夕方まで昼寝してたんですよ。そうしたら、ドンドンドンドン! と足音が廊下から聞こえてきて。三嶋さんは廊下側で、ぜんぜん気づかずに寝てたんですけど。
長田:誰もいないのに、足音が! 三嶋さん、何事もなくてよかった。
今井:あとで三嶋さんにその話をしたら信じなくて、逆に脅かしてくるんですよ。「今井くん、わっ!」て(笑)。その後、お風呂に入ろうと思ってフロントに電話をしたら、通じない。そこでいったん受話器を置こうとしたら、女の人の声で「もしもし……」って聞こえてきたんですね。これは三嶋さんも聞いています。
長田:「もしも~し(裏声)」って感じ?
今井:女性の声でした。その声を聞いたらすごく怖くなって、一回フロントに行って確認しようと。フロントに女性がいれば問題なかったんですけど、そこには男性しかいなかった……。
長田:女の人はいなかった、じゃあ竜ちゃんと三嶋さんが聞いた声は……。
今井:女性の方いらっしゃいますよね? とフロントの方に聞いても、知らないって言われて……。「これはヤバい」という感じになってきました。
長田:すごい展開になってきた。
今井:結局、露天風呂はやめて、エレベーターで屋上のお風呂に行ったんです。僕たちが男湯のお風呂から上がったら、隣の女湯の方から女性の笑い声や足音が聞こえて。「あ、普通に人がいる、良かった」とそのときは安堵したんです。でも「入口にスリッパがなかったら怖いですよね」なんて話していたら、ほんとにスリッパがない! エレベーターも僕ら以外に乗ってきた形跡がない。……これってヤバいんじゃないのって、三嶋さんと一緒にブルブルしてました。
長田:誰もいないところで女の人の声が聞こえるって……夢オチじゃないの? 「…っていう夢を見ている、普通の好青年だ」って(笑)。
今井:いや、現実でした。怖くなって、なすか役の小貫莉奈さんに電話したら、なんか向こうの声が聞こえにくくて。「電波が悪い」とか言いだして。怪奇現象が連鎖してる~!? と、もうずっと「恐怖」の時間でした。
長田:その話を聞いた僕がいま「キーグ」ですね……。竜ちゃんの怖い話のおかげで、僕も恐怖の感情が出てきました。
Wヒーロー、俳優としての「夢」は?
――怖さを払拭する、これからの「夢」のお話をしていただきましょう。特撮ヒーローを経験されたお2人が、今後やってみたい役柄は何ですか?
今井:こういう役を演じたい、という具体的なものはないですが、『ヤクザと家族 The Family』(2021年)という映画が好きなので、深い人間性のある役柄に関わることができたら嬉しいです。
長田:竜ちゃんはふだんの笑顔が優しいんだけど、クールな表情も決まるじゃないですか。アウトロー的な役も絶対似合うと思うし、そんな雰囲気が今回の夏映画にも出ていますね。
今井:僕もそう思います(笑)
長田:僕も具体的にどんな役を演じたい、という希望はなくて、自分の知らない自分が見えてくる、引き出してもらえるような作品にめぐりあいたい、という思いが強いです。
――改めて、子どもたちから愛され、親しまれるヒーローを演じることについて、どう思われますか?
長田:それはもう、超うれしいですよね! そういえばイベントで、最後に「キャー!」って言いながら、竜ちゃんのこと、マジで目をハートにして見つめている女の子がいたよ。一瞬で「あっ、恋してるわ……」って思った。罪な男だな~、逮捕しちゃうぞ!(笑)
今井:さすがは宇宙刑事! うまい!(笑)
長田:こんな僕たちが出演している映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』と映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』は豪華二本立て。ぜひ劇場でご覧ください!
今井:どうぞよろしくお願いします!
映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』、映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』
映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』、映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』は、2本立てで2026年7月24日より全国で公開中。
映画「ゼッツ・ギャバン インフィニティ」製作委員会
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