K-POPに魅了され、美容大国・韓国へ――ヘアメイクサロンを立ち上げた福島綾華さんが、5日に放送された読売テレビのドキュメンタリー番組『グッと!地球便』(毎週日曜10:25~)に登場。SNSでは「東方神起に憧れて韓国まで…。その行動力がすごい」などの声が上がっている。

  • MCの山口智充

    MCの山口智充

綾華さんが院長を務めるのは、ヘアメイクサロン「Salon de HANA」。韓国はメイクサロンを利用する文化があり、80歳の高齢者から幼稚園生まで客層も幅広いのだという。そんな韓国では、8年前に、メイクアップが国家資格に。綾華さんもすぐに取得した。

綾華さんが心がけているのは、その人らしさを意識したナチュラルメイク。「その人が一番きれいに見えるよう、素材をどう生かせるかを一番に考えている」と自身の哲学を語る。客からも「彼女はK-POPやアイドルのメイクに詳しくて専門的な知識を持っているので満足してます」と評判だ。

午後4時、仕事終わりに、長女を幼稚園に迎えに行くのがルーティン。子育てとの両立にも奮闘している。5歳年上の夫とは、留学していた時に出会い、9年前に結婚した。

そんな彼女が韓国に興味を持ったのは、東方神起がきっかけ。初めて日本語とも英語とも違う言葉を耳にし、そして魅了されていったのだという。

しかし、ここまで順風満帆とはいかなかった。美容系の専門学校へ進学したいという綾華さんと母が衝突。折衷案は、大学に通いながら、夜間でも通える専門学校へ行くというものだった。

「なんで反対するんだろという気持ちのほうが大きかったんですけど。時が立つにつれて感謝が。…今になって思う」。思えば、夜間の専門学校を探してくれたのも母だった。

そんな母、そして父から綾華さんに贈られたのは、綾華さんが幼稚園の時に描いた絵。両親はきちんと保管してくれていたのだ。父からの手紙には「届け物の絵は、幼稚園の先生が、綾華ちゃんは他の子とちょっと違う角度で描くんですよねぇと。綾華さんは、色を塗ることが好きでしたね。ヘアメイクに興味が出てきたのもわかるように思います」とあった。

そして母からは「高校3年生の時、専門学校に行きたいと言われ、私は大学に行ってほしいと何度か衝突しましたね。私は、専門学校卒業後は東京に行きたいと言っていたのに、大学に行かせたことを、これでよかったのか? 綾華さんの人生の選択を私に都合よく作ってしまったのではないかと悩みました。今でも時々思います。私も今年は還暦・もう少し仕事がんばって退職したら、綾華さんの家まで行きたいねと言っています。それではまた」との手紙が。

涙なしでは読めない綾華さん。「心配してくれているんだ…今は、これで正解だったと伝えたい」と語り、「母親が私にしてくれたように、次は自分の娘の未来のためにできることをやっていきたい」と決意を語った。

この放送にX(Twitter)では、「東方神起ファンにとってはうれしいエピソード」「どこか親近感を覚える」「分かる、東方神起いいよね」と、東方神起ファンからの応援のコメントが見られた。

──自分の夢のために海外で生活する。言葉にしてしまえば簡単だが、日本とは文化も違えば買っても違う国に住むのは難しいことは、過去にインドネシアに4年滞在していた筆者だからこそ、よく分かる。しかも、韓国はトレンドの移り変わりが早い。メイクも同様。毎週日曜日、トレンドを確認に繁華街を歩く綾華さんの姿からは、夢を実現させた人特有の強い意思と、「お客さんに喜んでもらいたい」というプロ意識が感じられた。

この放送は、TVerで配信されている。

【編集部MEMO】
遠く離れたちで頑張っている大切な人にお届け物を送る同番組。次回7月12日の放送は、ドイツの首都ベルリンで、シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーとして活躍するBMXアーティストの吉田尚生さん(38)と、静岡県で暮らす双子の兄をつなぐ