少年・少女の「不安」「葛藤」「痛み」を描くテレビ東京のドラマ『惡の華』(毎週木曜24:00~)の第10話が、11日に放送された。
春日(鈴木福)が常磐(中西アルノ)に告白するシーンが話題となり、SNSでは「青春時代のキラキラを思い出した」「思春期を思い出した」「春日に告白された時の常磐の表情が本当に良すぎて痺れた」などの声が上がっている。
常磐が書く小説の主人公にかつての自分の姿を重ね、続きが見たいと言う春日の熱い想いに、常磐は小説を書き進めようと決意する。心を通わせ始めた2人。その帰り道、常磐と一緒にいた春日は佐伯(井頭愛海)と偶然再会。
連絡先を交換することに。改めて会うことになり、お互いの近況を報告していると「仲村さん(あの)は?」と聞かれる。「あれから一度も会ってない」という春日。その言葉を聞いた途端、佐伯の様子が一変する。祭りのやぐらの上で、心中しようとしていた春日と仲村。だが仲村は春日を突き落とした。
その意味を問う佐伯は、「常磐さんのことが好きなの?」と尋ねる。「彼女の小説が読みたいだけ」と言う春日に佐伯は「嘘つき。あの子も不幸にするの?」と問い詰める。「仲村さんの代わり。自分を慰める道具でしょ」と。懸命に否定するも「都合よく使っていらなくなったら捨てる。そうなるよ。だって。あの子は仲村さんじゃないから」──。
そしてクリスマスイブが訪れる。仲直りした常磐と彼氏の後ろ姿を目撃し、自宅にこもって物思いにふける春日。そんな時に、自分の影が話しかけてくる。影は言う。「お前が仲村さんと向き合おうとしなかったから、全部壊した」と。その幻想から抜け出そうとする春日は、妄想の中の常磐に、懸命に伝える。
──「君はずっと一人で悩んで。ずっと自分を押し殺して…。僕にはできない。一生、幽霊の世界で行きていくなんて!」
仲村の影から逃れようとしていた春日は、常磐に、まるで幽霊のように生きる自分と仲村の両方を重ね、そして決意する。常磐に想いを伝えることを。そして常磐と彼氏がバイトしている店へ行き、営業中にもかかわらず叫ぶ。「好きだ。僕とつき合ってくれ!」
この唐突の行動に、常磐の心も動く。その場でバイトを辞めると、春日とともに夜の街へと飛び出した。走り、立ち止まり、そしてハグする2人。春日の心が幸福感で満たされていく…。「春日くんが生まれた街を見てみたい」という常磐。だが春日は逃げるように「何もなくてつまらない街だよ」と吐き捨てる。
そして転機が訪れる。春日の祖父が倒れたというのだ。故郷に戻る準備をしている父と母。「お前は来なくていい」と気を遣われた春日だが「僕も行く」と宣言した。
これにX(Twitter)では、「春日に詰め寄っていく佐伯さんが怖くて、井頭愛海すげえってなった」「福くんが痛々しく見えるほど迫力があった」「春日の成長が見られて応援したくなった」などの声のほか、クリスマスイブの告白シーンでは、「観ているこっちが赤面するほど、なんかキラキラだった」「あのハグは名シーン」「キュンとした」、そして「結ばれて良かったと思ったけど、来週に春日が故郷へ行って何と向き合うかを考えると怖くて…」などのコメントが見られた。
このドラマは、TVer、Disney+で見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
『惡の華』第11話(6月18日放送)あらすじ
春日(鈴木福)は中学生以来、生まれ育ったひかり市へ足を踏み入れる。両親の心配をよそに春日は「自分と向き合う」決意をする。当時の事件のせいで親戚中が肩身の狭い思いをしていた事実を突きつけられ、ことの重大さを改めて痛感し、両親へ謝罪と感謝をするのだった。小説を書き終えた常磐(中西アルノ)から読んでほしいと言われた春日は、その前に話さないといけない事があると、仲村(あの)との「契約」について語り始める。
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