東京・御徒町駅前にある老舗のスーパーマーケット「吉池」。その確かな品揃えに、都内中のプロが訪れる名店だ。そんな吉池の惣菜コーナーに、1日1個限定というレア商品があるという。早速購入して実食してみたのでレポートしよう。

吉池のお惣菜は多彩でお買い得

吉池の惣菜コーナーは、地下1階の「総合食料品売り場」の奥にある。面積としてはさほど大きくないが、お弁当や寿司、おにぎり、揚げ物、サラダなどが並んでおり、お値段も立地を考えると驚くほどリーズナブルだ。

  • 総合食料品売り場は地下1階。正面入ってすぐのエスカレーターを降りればすぐだ

    総合食料品売り場は地下1階。正面入ってすぐのエスカレーターを降りればすぐだ

特におにぎりやお弁当には新潟・奥越後の棚田米が使われており、実に贅沢。実際、おにぎりはやや小ぶりながら、しっかり粒の立った米の旨みと甘みが味わえる。

そんな吉池の隠れた名物商品がこちら、「5色おにぎり」(1,300円)だ。その名の通り、5種類の具が収められた巨大なおにぎりなのだ。具材は「紅鮭」「いくら」「博多明太子」「焼たらこ」「紀州梅おかか」の5種類。だいぶ魚卵に重点が置かれている。

  • 吉池名物「5色おにぎり」。パッケージの各所に貼られたラベルのとおり、5種類の具が入っている

    吉池名物「5色おにぎり」。パッケージの各所に貼られたラベルのとおり、5種類の具が入っている

特筆すべきは、やはりその巨大さ。直径が約17cm、厚みは3.5cm前後。そして重さは約950gにもなる。

  • 直径は約17cm。ちなみに2026年春の山崎春のパンまつりの景品の「白いお皿」の直径が18cm、高さ3cmだったので、ほぼ同サイズである

    直径は約17cm。ちなみに2026年春の山崎春のパンまつりの景品の「白いお皿」の直径が18cm、高さ3cmだったので、ほぼ同サイズである

  • 厚みは厚い部分で3.5cm程度。大きさの割に薄く感じるが、おにぎりとして考えるとこれくらいがちょうどいい感じ

    厚みは厚い部分で3.5cm程度。大きさの割に薄く感じるが、おにぎりとして考えるとこれくらいがちょうどいい感じ

  • 購入した個体の重さは948g。日によってわずかに前後する可能性があるが、概ね±5g程度と考えていいのではなかろうか

    購入した個体の重さは948g。日によってわずかに前後する可能性があるが、概ね±5g程度と考えていいのではなかろうか

カロリーはなんと1,525.5kcal。吉池で販売される標準のおにぎりが約85gであることを考えると、およそ11個分だ。ちなみに、標準のおにぎりは200円前後なので、6.5個ぶんの値段でおよそ11個分という計算になる。実にリーズナブルだと言えるだろう。

  • 通常のおにぎり(写真は鮭の焼漬)は85gだった。ちなみにカロリーは154.2kcalとのこと

    通常のおにぎり(写真は鮭の焼漬)は85gだった。ちなみにカロリーは154.2kcalとのこと

  • 通常のおにぎりと並べてみるとその巨大さが一層際立つ

    通常のおにぎりと並べてみるとその巨大さが一層際立つ

1日1個の限定販売のため、購入したい人は、お昼前くらいを狙って訪れてみることをおすすめする。

巨大おにぎりの中身を解体

パッケージに貼られたシールを信じれば、おにぎりの中央にイクラ、その四方を囲むように4種の具材が入っていることになるが、実際にどんな感じで入っているのだろうか。そこでおにぎりの厚み方向に沿ってスライスしてみた。

  • おにぎりをスライスしたところ。具が端まで届くよう、全体的にみっちり入っているのがわかる

    おにぎりをスライスしたところ。具が端まで届くよう、全体的にみっちり入っているのがわかる

写真の通り、具は全体的に広がるように入っており、外側からかじる場合、1cmほど齧ればすぐに具に当たるようになっている。どこを食べてもハズレなし、という感じだ。

さていよいよ実食……なのだが、スライスしてしまったので丸ごと持ってかじる、というのは難しくなってしまった。どうしようか悩んだのだが、ケーキのようにカットして食べることにした。本来であれば外側からかじるので、周囲の具→中央のいくらという順番になるだろうが、今回はカットしてしまったので、どちらからでも食べられるようになった。

  • 食べにくかったのでケーキカットで6つのピースに分けた。境目は具が混じった感じになるのは致し方なし

    食べにくかったのでケーキカットで6つのピースに分けた。境目は具が混じった感じになるのは致し方なし

さて実食した感想だが、まずは「紅鮭」。塩味はやや控えめという印象だが、フレーク状の身の中に、ところどころに大きめの塊が残っていて、しっかりした満足感がある。

続いて「焼たらこ」だが、大きな塊も入っており、今回の具材では一番量が多かったように感じた。塩味はちょうどいい塩梅で、おにぎり全体のメイン食材としても十分な存在感を感じられた。

「博多明太子」は辛さ控えめ。明太子ペーストとして広がっているため、面積としては具材の中で最大級だった。焼たらこと隣接しているので、混ざっている場所だとどちらを食べているかわからない瞬間もあったが、ピリ辛さが大きなおにぎりを食べているときのいいアクセントになっている。

「紀州梅おかか」は紀州梅の梅干しと鰹節が混ざったもの。梅干しは完熟タイプなのか、少し甘みが強めで、個人的にはもう少し酸味が強いほうが嬉しかった。また、隣が博多明太子でペースト状同士のため、混ざり合っているエリアは味も食感も混ざりやすい。バランスを考えると、博多明太子と紀州梅かつお、焼たらこと紅鮭がそれぞれ相対する配置のほうがいいのではないかと愚考する。

最後に「いくら」だが、かなりしっかり醤油漬けされており、粒感もあって実に美味い。外側から食べていると、最後に辿り着いた先のご褒美感が強いだろう。今回はケーキカットしていたこともあり、最初に食べてしまったので、ほかの具材の印象が少し薄くなってしまったかもしれない。

かなり巨大なおにぎりだが、一人で食べるのが難しいという場合は、今回のようにカットして数人で分け合って食べても面白いだろう。見た目のインパクトだけでなく、味もボリュームも満足のいく一品だ。1日1個限定ということもあり、運良く見かけることができたら、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。