日本サッカー界が待望してきた世界基準のストライカー・上田綺世選手が、5月31日に放送されたMBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎週日曜23:00~)に登場。SNSでは、「言い訳しない、言い訳しても何も生まれないってほんとその通りであんな選手が大好きだし、誇らしいよ」「もうすぐワールドカップ、上田選手に期待が持ててきた」などのコメントが上がっている。

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競合ひしめくオランダリーグの名門・フェイエノールトで攻撃の中心を担う27歳の上田選手。今季は25ゴールを決めて得点王に輝いた。もちろん、日本人選手としては初の快挙だ。

ゴール前ではいつも泥臭く、シュートの弾道は鮮やか。取材に訪れた去年12月の試合では、前半だけでハットトリックを決めると、後半にも追加点。ときに相手の背後に抜け出し、ときに屈強なディフェンダーに競り勝つ。まさにエースと呼ぶにふさわしい決定力だが、「たまたまですよ。無双感とかは感じない。何をやってもうまくいく時期がある。そのタイミングだったのかも」と冷静だった。

「点を取ることは究極の目標なのか?」と投げかけられた時も、「ストライカーは毎試合、点を取りに行く。だから究極っていうのとは違うんじゃないですか」といった毅然とした答えに、ストライカーとしての誇りがにじんだ。

サッカーを始めたころからフォワード一筋。Jリーグのユースチームに昇格できず進んだ高校は、補欠スタートから這い上がる。鹿島アントラーズで頭角をあらわすが、最初に海外移籍したベルギーでは慣れないシャドーというポジションに苦労する。

そこも克服しオランダへステップアップ。任されたのが、今では上田の代名詞ともいえる「ポストプレー」だった。ここが転機になる。当たり負けしない体づくりが攻撃の起点となるプレーの安定を生み、より得点を求められるようになった今シーズンの躍進にもつながった。

リーグ後半、コンスタントに重ねていた上田のゴールが止まる。急きょ、オランダに飛んだ番組スタッフに語ったのは、「ズレはあるが、焦りはない。相手選手の背後に入るか、前へ出るか。駆け引きの二択。そこには読みもあるし、運もある」という繊細な感覚について。言葉通りにまた壁を乗り越え、そこから得点王までは一直線だった。

大食漢で知られ、カメラの前でも妻の料理に箸が止まらない。今年生まれた娘の写真に目を細める心優しいパパでもある。最後に彼はこう語った。「(子どもが)見て分かる歳まで現役でバリバリやっていきたい」。そこには妻以外にもう1人、守る者ができた父としての新たな顔があった。

これにX(Twitter)では、「なんて謙虚で貪欲な選手なんだろう」「上田綺世って得点しなくても何か魅了されてたけど、情熱大陸を見て1人の人間として魅了されていたんだと実感した」「人のせいにしても何も生まれない。その考え方が格好いい」と上田選手を称賛するコメントが多数。

そのほか、「妻に向ける表情や言葉がすごく優しくて愛情に溢れている。サッカー選手としても素晴らしいけど、夫としても素晴らしい方」「ワールドカップ直前に、お子さんができた。守る者ができた人間は強いはず」「日本代表入りが決まった時、妻とビデオ通話するまで笑顔を見せなかったシーンが印象的だった」と、妻・父としての上田選手にも注目が集まっていた。

【編集部MEMO】
次回6月7日の放送では、「予約のとれない人間ドック」と話題を集める丸子中央病院の専属シェフ・山田康司氏に密着する。