JR九州と伊藤忠エネクスは、次世代バイオ燃料(HVO)の導入に向け、5月27日からJR九州の営業列車で実証試験を開始すると発表した。試験期間は2028年3月までを予定している。

  • YC1系の営業列車で次世代バイオ燃料の導入に向けた実証試験を行う

    YC1系の営業列車で次世代バイオ燃料の導入に向けた実証試験を行う

次世代バイオ燃料(HVO)は、廃食用油や植物油を原料とし、水素処理によって精製される次世代の再生可能ディーゼル燃料。軽油とほぼ同等の化学構造を持つため、エンジンの改造や燃料タンクなどの設備改修が不要な「ドロップイン燃料」とされている。

実証試験では、軽油に最大40%のリニューアブルディーゼル(RD)を混合した燃料として伊藤忠エネクスが製造・供給する「FINE DIESEL」を使用する。JR九州はすでに構内での試運転などで必要な検証を完了しており、営業列車での実証試験に移行することとした。

  • 試験車両に掲示するステッカー

    試験車両に掲示するステッカー

試験車両となるYC1系に関して、3両編成のうち1両で定期的にHVOを給油する。走行線区は長崎本線の江北~長崎間(旧線を含む)、佐世保線の江北~佐世保間、大村線の早岐~諫早間。試験車両の車内・車外に実証試験を示すステッカーを掲出する。