JR九州は15日、公衆回線を使用した無線式列車制御システム「RKシステム」を導入すると発表した。2028年度中に長崎本線の喜々津~長与~浦上間で導入し、その後は長崎本線の諌早~市布~長崎間、大村線のハウステンボス~諫早間へ順次拡大するとしている。
RKシステムは公衆回線の無線ネットワークを活用し、列車側を主体とした制御を行うことで、地上設備の削減を図るしくみ。現行方式は情報の伝送路をすべて自営の有線回線が担い、多くの地上設備を必要としたが、新システムは最小限のアセットで列車制御を実現できるという。現行の安全確保装置と同等以上の安全性を確保できるほか、導入コストの抑制、維持更新費用の低減などのメリットがあるとしている。
学識経験者や研究機関、関係協会などで構成する検討委員会での検証と実証実験を経て、導入に向けて十分な安全性・安定性があるとの結論に至ったことから実用化を決めたという。
