大井川鐵道は10日、総運転時間22時間超の「夜行急行」を6月27~28日に運転すると発表した。かつて東京と九州各地などを結んだ長距離寝台特急を思わせる企画として、電気機関車と12系客車による列車を金谷・新金谷~家山・川根温泉笹間渡間で複数回運転する。

  • 夜行急行列車イメージ

    夜行急行列車イメージ

列車の編成は「ED31 4+12系客車5両+電気機関車」となる予定。6月27日17時から新金谷駅前プラザロコSLセンターで受付を行い、18時台に発車。翌日(6月28日)の9時30分まで、途中停車を挟みつつ金谷・新金谷~家山・川根温泉笹間渡間を複数回運転する。夜行列車で使用した車両は、そのまま6月28日の日中に運転する急行列車にも充当されるため、同日有効の大井川本線フリーきっぷを使うことで、16時42分まで22時間超の乗車も可能だという。

今回の企画では、昭和の国鉄時代に寝台列車などで見られた「ヒルネ」の考え方を簡易寝台プランに取り入れる。「ヒルネ」は夜間に寝台として使った区画を昼間時間帯だけ座席として一般旅客に開放する制度。今回は簡易寝台プランに専用フラットボードとリネン類を用意し、レール方向に横になれる空間を設ける。通常ボックス席プランは4人掛けボックス席を1人または2人で利用でき、テーブル付座席プランは大型テーブル付きの特別席を1人で利用する。

  • テーブル付座席

    テーブル付座席

  • 簡易寝台プラン

    簡易寝台プラン

募集人員は100人、最少催行人員は40人。添乗員は同行せず、夜行列車専任係員が同行する。通常ボックス席1人利用プランは1ボックス2万4,800円、通常ボックス席2人利用プランは1ボックス3万4,800円、テーブル付座席プランは1人2万4,800円、簡易寝台プランは1人3万4,800円。旅行代金には夜行急行の乗車代金、夕食の弁当、夜食、川根温泉ふれあいの泉入浴チケット、土産、6月28日有効の大井川本線フリーきっぷ、保険料が含まれる。簡易寝台プランはこれらに加え、専用フラットボード・リネン類アメニティ貸出し、6月28日日中の急行列車の同一座席確保、6月28日の昼食も含まれるとのこと。

大井川鐵道公式サイトの商品紹介ページから「JRE MALL」の商品紹介ページに進み、予約を行う。6月12日12時から予約受付を開始する。