2016年に芸能界デビューを果たし、今年で10年の節目を迎える俳優の中川大輔。現在放送中のTBS系日曜劇場『リブート』(毎週日曜21:00~)では、警視庁捜査一課・儀堂班の刑事・寺本恵土を演じている。中川にインタビューし、日曜劇場初出演となる本作への参加が自身にとってどんな経験になっているのか話を聞いた。

  • 中川大輔

    中川大輔 撮影:蔦野裕

本作は、妻殺しの罪を着せられたパティシエ・早瀬陸が、愛する家族を守るために、事件を捜査している悪徳刑事・儀堂歩に“顔を変える=リブート(再起動)”し、真実を追い求める物語。主演の鈴木亮平が儀堂とリブート後の早瀬の二役を演じ、リブート前の早瀬を松山ケンイチが演じている。中川が扮する寺本恵土は、儀堂の直属の部下。人並みの正義感は持っているが出世や手柄には興味がなく、時に道を外すこともある悪徳刑事・儀堂の捜査にもひょうひょうと協力するという役どころだ。

――日曜劇場初出演で、TBSの連続ドラマへの出演も初めてとのことですが、出演が決まったときの心境をお聞かせください。

びっくりしました。TBSの番組に出たこともほとんどなく、『リブート』の衣装合わせで初めて赤坂の本社に入ったぐらいだったので、ご縁がないのかなと思っていて。全く想像してなかったので、お話を聞いたときは「えー!」と、青天の霹靂という感じでした。

――日曜劇場にはどんな印象を抱いていましたか?

『半沢直樹』などリアルタイムで見ていましたし、俳優として憧れていた場所でした。どの作品も面白い枠で、俳優を始めた頃から、いつか出たいなと、日曜劇場はすごく大きな目標のひとつでした。なので、今回の出演はすごくうれしい出来事でした。

――『リブート』という作品の魅力はどのように感じていますか?

ダークな作風が魅力だなと感じています。プロデューサーの方が「今の時代ならこのダークな作風も受け入れられるのではないか」という話をされていて、確かに最近のドラマや映画は、ダークであったり激しい作風のものが受け入れられている感じが僕自身あったので、『リブート』も今求められている作品なのかなと思いますし、実際に放送がスタートしてから反響をすごく感じます。そして、鈴木亮平さんが主演ということで、たくさん勉強させていただきたいと思い、撮影に挑ませていただきました。視聴者の皆さんと同じぐらい番宣ナビも見ていて、鈴木亮平さんと松山ケンイチさんの対談の映像もすごく勉強になりました。

  • (C)TBS

鈴木亮平から刺激「作品を面白くするためのエネルギーがすごい」

――鈴木亮平さんとの共演は初めてですか?

初めてです。

――実際に共演していかがでしたか?

本読みのときに初めてお会いしました。僕が一番若手でしたし、最初に現場に着いていたくて、かなり早い時間に伺ったのですが、同じタイミングで亮平さんもいらっしゃって、コーヒーをいれてくださったんです。その一瞬で惚れました。現場を引っ張っていく姿というか、ファーストインプレッションがすごく印象的でした。

――その一瞬で、この人についていきたいと思いそうですね。

本当に思いました。本読みのときも熱いお芝居をされていて、お芝居の面でもすごく勉強になりました。

――撮影に入ってから刺激を受けたことも教えてください。

面白い作品をお客さんに届けるということを一番考えていらっしゃると感じました。また、僕にも、僕以外の方にも、演じにくそうにしていると「大丈夫?」と声かけてくださるんです。エキストラの方のことも本当に広い視野で見ていらして、「どうですか?」とお話をされていて、作品を面白くするためのエネルギーがすごいなと思いました。

――鈴木さんの方から話しかけてくれることがけっこうあったんですね。

自分がどういう風に演じていったらいいかということもお話してくれましたし、休憩中も、海外の作品を自分の携帯で見せて「最近のお芝居のメインストリームはこれなんだよ」というようなお話を聞かせていただいて、お芝居オタクというか、僕もそういう話が好きなので、すごくうれしかったです。

――中川さんご自身も、いろいろな作品を見てお芝居の研究をするタイプですか?

そうですね。お芝居の流行りみたいなものは意識したことがなかったんですけど、亮平さんのお話を聞いてから、そういうものもあるんだと思いながらいろいろな作品を見ると、確かに今ヒットしている作品のお芝居には共通しているものがあるんだなと。亮平さんのおかげで視野が広がったと思います。