西武鉄道は4日、忘年会シーズンに合わせて12月5・12・19日(いずれも金曜日)の夜間に池袋線と新宿線で臨時列車を運転すると発表した。忘年会シーズンに合わせた臨時列車の運転は2019年以来、6年ぶりだという。
コロナ禍で自粛が続いていた職場の忘年会が回復傾向にあり、西武線でも昨年、金曜日夜の混雑が顕著だったことから、混雑緩和と着席需要に対応するため、臨時有料列車の増発を決めた。臨時列車の運転にともない、池袋線・新宿線の一部定期列車で時刻変更も行う。
池袋線で増発する特急列車の下り「むさし91号」は、池袋駅23時40分発・飯能駅0時26分着で運転。全席指定のため、乗車の際は乗車券の他に特急券が必要となる。特急券・指定券は乗車日1カ月前から西武線特急券・指定券発売駅およびチケットレスサービス「Smooz」で販売。JTB各店舗でも特急券のみ取り扱う。池袋線ではその他、下り準急(小手指行)も1本増発。池袋駅0時8分発・小手指駅0時46分着で運転する。
新宿線で増発する有料座席指定列車の下り「拝島ライナー91号」は、西武新宿駅23時11分発・拝島駅0時6分着で運転。西武新宿駅や高田馬場駅で乗車する際、乗車券の他に指定券が必要だが、小平~西武立川間の各駅からは乗車券のみで乗車でき、空いている席に着席できる。新宿線でも下り準急を1本増発し、西武新宿駅0時8分発・新所沢駅0時51分着で運転する。
