現在放送中のドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』(毎週水曜24:30〜25:00 テレビ東京系)で、推し活に励む主人公を鈴木愛理が好演している。
鈴木愛理の“オタク演技”に絶賛の声
ハロー! プロジェクト(以下、ハロプロ)のアイドルグループ・℃-uteのメンバーとして活動後、現在はソロアーティストとして活躍している鈴木。ドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』で演じるのは、アパレル商社の社⻑秘書として働く⼀⽅で、今ブレーク中の年下イケメン俳優・氷室旬(八木勇征)の推し活に励み、⼈⽣を謳歌している主⼈公・南愛⾐役だ。つまり、普段は“推される側”の彼女が、このドラマでは“推す側”を演じているのだが、その演技に視聴者から絶賛の声がSNSで上がっている。
「鈴木愛理の演技好きすぎる。ほんまにオタクの具現化すぎて、さすがすぎる」
「一話視聴。劇中劇の演出も凝ってるしテンポ感良くて見やすい! 愛理ちゃんのオタク演技も解像度上がってて笑った」
「愛理ちゃんの演技、今回もオタクの解像度高めで最高」
ドラマを観てもらえれば、推しを前にしたときのリアクションや、推しを語るとき特有の早口など、ディテールを見事に捉えていることが分かってもらえるだろう。喜怒哀楽を伝える表情も素晴らしいのだが、先日行われたドラマの記者会見を取材すると、実際の彼女も表情がコロコロと変わって、魅力的だった。
とにかく感情表現が豊か
フォトセッションのBGMで、自身が歌う主題歌「一生☆キミ推し」が流れると、鈴木は「Su Ha SuSuSu Ha」と口ずさみ、音楽に合わせて身体を揺らす。とても楽しそうで、見ているこちらまで楽しくなってくる。ドラマの予告映像で、愛⾐が旬に覆い被さる形になったシーンが映ったときには、「いやーん(笑)」と茶目っけたっぷりにリアクションをとってみせ、会見を盛り上げた。
また、印象に残ったエピソードを聞かれると、「どれも楽しかった」と思い出を噛みしめるような表情。そして、八木と一緒に、TAKASHIROの社長・高代慶太郎役を演じる加藤茶と「孫みたいに話していた」と言い、「茶さんが笑ってると、涙が出てくるような懐かしい気持ちになる。人生相談もしちゃって、すごく温かい気持ちです」としみじみと感じ入る表情と、とにかく感情表現が豊かなのだ。思わず、帰り道に「鈴木愛理 表情」で検索してしまった。
「愛理のことが嫌いなハロオタはたぶんいない」
思い返せば、ハロプロのアイドルを推している人たちはみな口々に、「愛理はすごい」と言っていた。「鈴木愛理 表情」を検索した流れで、ハロオタ(ハロプロを応援するファンの愛称)のライターに「鈴木愛理さんのことも好きって言ってましたっけ?」と連絡すると、「愛理、好きですよ!」との返信だったので、どんな印象かを教えてもらった。
「愛理のことが嫌いなハロオタはたぶんいません笑。なんというか……もちろん人間なので、好き嫌いとか、気にいる気に入らないがあるのは前提として、もし苦手だと思っている人でも、実力は評価せざるを得ないという感じでしょうか。8歳くらいでデビューして、ずーーっと第一線でやってるから、人間性=アイドル性みたいな。物心ついてアイドルになるために努力した人とは面構えが違うなと思いますね」(5歳からハロオタの32歳ライター)
そうか、「人間性=アイドル性」か。だからこうして、記者会見の発言をただ書き起こすのではなくて、自分が感じたことを記事にしているのかもしれない。彼女の人柄については、記者会見に登壇した、かなで(3時のヒロイン)、すがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん)も、こう証言していた。
「愛理ちゃんが撮影現場を本当に明るくしてくれた。『おはようございます!』って言う愛理ちゃんの挨拶がキラキラしてて、人柄で現場を素敵な空気にしてくれました」(かなで)
「僕、ダンスが得意ではなくて、(エンディングのダンスシーンを)鈴木さんと八木くんがカメラの後ろで一緒に踊って、気持ちを盛り上げてくれて。鈴木さんは母のような優しさで包んでくれたので、無事に踊れたっていう。その日から、裏で鈴木さんのことを『お母さん』と呼ばせていただいてて」(すがちゃん)
つらつらと書いたが、百聞は一見にしかず。ドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』で、鈴木愛理の豊かな表現力をぜひ見てもらいたい。
【編集部MEMO】
主人公・南愛衣(鈴木愛理)は、アパレル商社の社長秘書として働く一方で、今ブレーク中の年下イケメン俳優・氷室旬の推し活に励み、人生を謳歌していた。そんなある日、突然社長が病に倒れてしまい、辞任せざるを得ない事態に……。混乱する愛衣にさらに追い打ちをかけるように、推しの旬が舞台降板という受け入れ難い事実が発覚! 絶望感に駆られている中、新たに社長に就任したのは、まさかの最推し・旬だった!? “推しが社長”という状況に嬉しい反面、胸キュンしすぎて倒れそうになる愛衣だったが、それ以前に仕事に支障が出ないよう、自分がファンだとバレないよう必死……。そんな愛衣に次第に惹かれていく旬だが、2人の仕事に、そして恋路に次々と問題が発生する――!?









