声優の浪川大輔が2日、YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』に出演。レジェンド声優・玄田哲章との共演秘話を明かした。
浪川大輔が『ターミネーター2』ジョン・コナー役の12時間収録を語る
米俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えを、40年以上にわたって担当している玄田。『ターミネーター2』で、ジョン・コナー役を演じた浪川は、「12時間ぐらいの収録だった。1日で録ったんですけど」とアフレコを振り返りながら、「17歳、高校2年生で。文化祭を休んで行った」と回顧。続けて、「当時の音響監督さんが厳しい方だったんで、現場はピリつく」と明かしつつ、「シュワちゃんと玄田さんがドシッとしてるんで。“大丈夫、大丈夫”みたいな空気を出してる」と語った。
浪川によると、「リテイクがものすごくある。12時間かかってるわけですから、山のようにある」なか、ターミネーター役の玄田がアフレコ現場の空気をやわらげてくれたそう。同作のアフレコでは、浪川の背後の小部屋で、玄田が収録していたそうで、「“ターミネーター!”って言うと、後ろから“大丈夫だ”みたいな。“大丈夫、いくらでも付き合ってやるから”。“大丈夫だ、ちゃんとできてるよ”って、いつも……」と明かし、「すごい心強かった」としみじみ感謝していた。
また、レジェンド声優の大塚芳忠もVTR出演し、「はじめから、玄田さんのシュワちゃんしか聴いてないから。合うも合わないもこの人」だとキッパリ。「よく大汗をかいてましたね。アクションは力使いますよ。やっぱりヘトヘトになる。テストも本番も、ほんいきでやりますから」と話すと、声優の武内駿輔は、「シュワルツェネッガーが、日本でこれだけ国民的な人気を誇る俳優になったのは、やっぱり玄田さんの吹き替えの力が相当大きい」と尊敬のまなざしで話していた。
コメント欄には、「シュワちゃんの吹き替えと言えば玄田さん」「シュワちゃんは玄田さん以外考えられない」「まさに唯一無二の声優さん」「玄田さんは逞しさと優しさがありますね」「ジョンの声浪川さんだったの?!」といった声が寄せられている。
【編集部MEMO】
YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』で公開されている人気企画『おねだり! 声優フェス』。今回は、「レジェンドが見たレジェンド-玄田哲章SP-」と題して、今年喜寿を迎えたレジェンド声優・玄田哲章を盟友が語り尽くす。その模様を、子役時代から玄田哲章との共演作が多い浪川大輔が、MCの武内駿輔と共にスタジオで見守る。