歌手の近藤真彦が、日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』(5日15:00~)の本番前に取材に応じた。今回は、「ギンギラギンにさりげなく」と「ミッドナイト・シャッフル」を披露。「ギンギラギンにさりげなく」はTWSとコラボレーションのステージとなる。
――今回披露いただく楽曲のリリース当時の思い出や、印象に残っていることをお教えください。
「ギンギラギンにさりげなく」の時は本当に忙しい時期でした。生放送の歌番組が全盛期で、そういう場面で歌った記憶がすごくありますね。それと、各局の新人賞をもらったのが「ギンギラギンにさりげなく」だったので、何かそこで歌手のスイッチが入ったという感じでした。当時は16歳とか17歳ぐらいだったので、今の16歳・17歳は子供の頃からいろいろ音楽やお芝居を勉強して、しっかりしてるじゃない。(当時は)全然そういうのはなかったので。「ギンギラギンにさりげなく」が出る前はもしかしたら実家に帰っちゃうんじゃないかなというぐらい、歌手という選択肢がまだはっきりしていなくて、この歌をきっかけにプロとしての「頑張らなきゃな」という意識が芽生えました。
「ミッドナイト・シャッフル」は(堂本)光一の(主演)ドラマの主題歌で、ジョー・リノイエさんが曲を作って、(ドラマに)ピッタリあった曲で、「これは僕じゃなくてもヒットした」というくらいのパッケージをもらえたから、すごく嬉しく、本当にラッキーでした。
――TWSとのコラボレーションにあたって、TWSの皆さんの印象を教えてください。
歳を聞いたら、うちの子どもと同じぐらい。なんだか背丈もよく似ていて、うちの子どもが周りにいっぱいいるような印象でした(笑)。一生懸命頑張っていて、僕も彼たちと同じぐらいの時代が「ギンギラギンにさりげなく」で頑張らなきゃいけないと思った時代だから、なんだか親心のような。でも(コラボステージは)もう同年代ぐらいの気持ちでやれたらなと思います。「この歌知ってる?」って聞いたら、「知ってます」って。そういう意味では世代を超えているというか。僕はすごく曲に恵まれています。
――世界でJ-POPの再評価の機運が高まっている印象です。音楽シーンの第一線で長くご活躍されてきた近藤さんが感じる「日本のポップス」の良さはどんな点ですか?
昭和の時代のアイドルソング、ポップスはすごく計算されて作られた曲です。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、大サビと、聴くと誰もがだんだん乗せられて盛り上がってサビに行くという順番があるので、それが今流行っているんじゃないかな。作曲・作詞・編曲の方はすごく努力されていたと思います。
――最後に、改めて視聴者の方へのメッセージをお願いします。
「マッチのステージ久しぶりに見たけど、来年も見たいな」と思ってもらえるようなステージにしたいなと思います。
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