JR西日本は16日、芸備線で7~11月の週末を中心に臨時列車を運行すると発表した。備中神代~備後庄原間における利便性と持続可能性の高い地域公共交通の実現をめざし、設置された「芸備線再構築協議会」での議論を踏まえた取組みであり、地域経済効果の最大化とその検証を目的に、実証事業として運行される。
臨時列車の運行期間は7月19日から11月24日まで。土日祝日の計45日間。新見~備後落合間および備後落合~広島間で運行される。両区間ともキハ120系を使用し、1日あたり各区間上下1本ずつ設定。備後落合~広島間については、乗換えなしで終点まで乗車できる。
新見~備後落合間の臨時列車は、新見駅10時24分発・備後落合駅11時57分着の下り(8月17日のみ変更あり)、備後落合駅12時20分発・新見駅13時58分着の上りを設定。備後落合~広島間の臨時列車は、備後落合駅12時8分発・広島駅15時9分着の下り、広島駅9時7分発・備後落合駅11時54分着の上りを設定し、上りは快速「庄原ライナー」として運行される。
-
新見~備後落合間および備後落合~広島間で臨時列車が運行される
-
臨時列車の運転時刻
今回の実証実験で、夕方の時間帯についても地域住民の利便性向上を目的とした仮説検証の一環として、臨時列車の運転等を予定しているとのこと。詳細は決まり次第、改めて発表される。芸備線沿線自治体は今回の臨時列車運行に合わせ、駅周辺でのイベント開催や、列車到着に連動した二次交通の運行など予定している。具体的な内容は岡山県、広島県、新見市、庄原市の各公式サイトで随時案内される。