3番目に注目されたシーンは20時43分で、注目度71.7%。次回予告で蔦重の妻となるてい(橋本愛)が登場したシーンだ。

「蔦屋は江戸一の利物」蔦重は日本橋に出ようとしていた。黒いメガネをかけた蔦重の妻となる女性・ていの姿や、「日本橋に出る気はねえかい?」と蔦重に提案する須原屋市兵衛(里見浩太朗)。一方、幕府では松前藩をめぐりそれぞれの思惑がはげしくうごめく。「異国と勝手に取引をすれば、御法度! 女郎ごときが!」声を荒げる松前廣年。長谷川平蔵宣以(中村隼人)もこの件に関わっているようだ。物語はここに新たな局面を迎えようとしていた。

ていもぶっ飛んだ設定の予感

ここは、いよいよ登場となる蔦重の妻・ていに視聴者の関心が集まったと考えられる。

年齢も30歳を超え、仕事も脂が乗ってきた蔦重。そろそろ身を固めてもよさそうだ。公式サイトでもかねてから紹介されていたていが、いよいよ来週お披露目となる。SNSでは、「ついにていが登場するのか」「真面目そうなキャラだけど、陽キャの蔦重とどんな成り行きで一緒になるんだろ」「蔦重にとって教養面に強いパートナーになるのかな」などと、ていの登場に期待が寄せられている。『べらぼう』の登場人物は軒並み濃いキャラクターがそろっており、演じるのが橋本愛ということもあるので、ていもぶっ飛んだ設定ではないかと考えられる。

また、蔦重が進出を考える日本橋は、交通、商業、経済、文化の中心地として非常に重要な役割を担っていた。日本全国に伸びる五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の起点と定められており、日本橋は陸上交通の要といえる場所。日本橋川は隅田川を通じて東京湾につながっているため、水運の便にも恵まれていた。全国各地から船で物資が運び込まれ、日本橋川沿いには多くの河岸(かし)が設けられ、活気ある市場が形成されている。特に魚河岸は有名で、江戸の食生活を支えていた。

物資が集まることで、日本橋周辺には「三井越後屋呉服店(後の三越)」や「白木屋(後の東急百貨店)」などの大型商店をはじめ、問屋や老舗が軒を連ね、商業の中心地として発展していく。また、金貨幣の鋳造所である金座が置かれるなど、金融の中心地としての機能も果たしていた。書籍や絵草紙、浮世絵など本の販売や、歌舞伎や人形浄瑠璃などの芝居も数多く行われ、庶民文化が花開いた日本橋はまさに江戸の中心地ともいえるだろう。