「こいつらすごいなと思いました」「どういう心臓してんねん」――結成16年以上の漫才賞レース『アサヒ ゴールド presents THE SECOND~漫才トーナメント~2026』で4代目王者に輝いたお笑いコンビのトットが16日、東京・台場のフジテレビで生放送終了後に優勝会見に臨み、決勝で対戦した金属バットのネタについて率直な驚きを明かした。

  • (上段から)トット、金属バット

    (上段から)トット、金属バット

準優勝の金属バットは、準決勝でグランプリファイナル過去最高得点の296点を叩き出したが、決勝ではまさかの長いフリから一発だけで落とすネタで“らしさ”を見せつけ、スペシャルサポーターの博多大吉に「てめぇらやりやがったな」と“賛辞”を贈られた。

決勝で先攻だったトットは、そのネタを見て「こいつらすごいなと思いました。何してんねん」(桑原雅人)、「どういう心臓してんねん」(多田智佑)という心境になったことを振り返る。

桑原は、自分たちは「優勝したくて」ネタに臨んでいたとしながら、金属バットについては「優勝するしないじゃなくて、自分らがおもろいと思うことをやるっていう、貫いてる感じが“すごいなこいつら”と思いました」と、その姿勢に舌を巻いた。

多田は、あのネタを見て「これマジ負ける可能性がめちゃくちゃ出てきたぞって感じたんです」と告白。単なる笑い声の量だけではなく、「2人のおもろいとか魂の部分がお客さんに刺さっていってるんじゃないか」という怖さがあり、「ヒヤヒヤしました」という。桑原は「(審査員)全員が3点、全員が1点でも驚かないという感じでした」と、振り切ったネタの印象を述べた。

審査結果が出た後、多田は金属バットに「お前らすごいな!」「何してんねん!」と思わず声をかけたのだそう。当人たちからは、「憎い顔しながら、“おめでとうございます”みたいな感じ」で祝福されたそうで、「あいつらなりの、かわいげのある“おめでとうございます”を頂いたのかなと思います(笑)」と、“らしさ”を受け止めていた。

『M-1グランプリ』への参加資格を失った漫才師たちの“セカンドチャンス”として、4回目の開催となった今大会。世間的に知られていない漫才師からテレビで人気の売れっ子まで、大会史上最多の152組がエントリーした。

トットは、2月の選考会、3月の「ノックアウトステージ32→16」、4月の「ノックアウトステージ16→8」を経て、「グランプリファイナル」では、1回戦でザ・パンチ、準決勝ではリニア、決勝では金属バットを破って優勝。賞金1,000万円、冠スポンサーの「アサヒ ゴールド」1年分、フジテレビ系22番組の出演権を獲得した。

『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』グランプリファイナル結果

<1回戦>
◯金属バット:293点
●ヤング  :279点

◯タモンズ:289点
●黒帯  :283点

●シャンプーハット:279点
◯リニア     :293点

●ザ・パンチ:275点
◯トット  :293点

<準決勝>
●タモンズ :264点
◯金属バット:296点 ※グランプリファイナル過去最高得点

●リニア:289点
◯トット:292点

<決勝>
◯トット  :281点
●金属バット:264点