第3問 解答

▲6七銀(解答図)

赤ヘル少年
小学1年のときに友人から将棋を教わった羽生はものすごいスピードで力をつけていった。道場では羽生のために特別に作られた14級からスタートし、4年生で二段に、5年生で五段に到達した。子ども大会には母親が遠くからでも捜しやすいようにと広島カープの帽子をかぶって参加。各地で優勝をさらった。そして6年生となった羽生は小学生名人戦決勝の舞台に立つ。

問題図では▲6七銀が飛車道を通して幸便。以下、△同金▲同金△8七歩成に▲7一飛成できれいにさばけた。解説の谷川浩司九段も「これで困りましたね」と羽生の優勢を断じた。▲7一飛成に△8六飛と逃げたが、そこで▲7六金などとせず▲5二金と攻めたのが最速の寄せを目指した好手。以下、羽生が大きくリードを広げて第4問の局面へ。