お笑いコンビ・タカアンドトシのトシが13日、YouTubeチャンネル『放課後ダイノジ【バラエティチャンネル】』にゲスト出演。師と仰ぐ志村けんさんとの思い出話を語った。

志村けんさんの「観てますよ」に感激

タカアンドトシ・トシ

この日に公開された動画で、トシは、志村さんとの初対面エピソードを披露。はじめは、テレビの特番で共演したそうで、タカアンドトシは、「うわ! 志村けんだ!」と大興奮。すると、志村さんから、「観てますよ」と言われ、「志村けんが俺らを観てるんだ……」と感激したことを打ち明けた。

その後、『志村けんのバカ殿様』にゲストとして呼ばれ、打ち上げにも参加したというタカアンドトシ。「志村師匠が僕の横に座って。全然、大阪の芸人さんと違うんですよね。ほとんどしゃべらないんですよ。“お前らはな~、面白いよな~”って」と振り返りながら、「なんかしゃべんなきゃ! ってなるじゃないですか。先輩の前で沈黙はヤバい、なんか面白い話をって。でも、まったくそんな風に思わせない。“いいんだよ~。自然にしてな~”って感じで。うわ! 仙人みたいって」と志村さんの人となりを述懐した。

そして、帰るときは、「タクシーで帰りな~。お疲れ~」と言いながら、一人ずつ一万円を渡してくれたという志村さん。「その一万円はやっぱり使えなかったですね。うわ! カッコいいなって」と回顧しながら、「最後はドリフのコントみたいに、本当に目が寄ってる(笑)。師匠だいぶ酔ってんな~って。スゲー面白いんですよ」と思い出し笑いする場面も。さらに、酔った志村さんが、貧乏ゆすりするタカを「お前それやめろ! な?」と叱っていたと言い、「その顔がいまだに忘れられない。もうコントみたいな人」だとしみじみ語っていた。

また、「欧米か!」というツッコミで大ブレイクしたタカアンドトシ。当時は、「“欧米か!”の次は何ですか?」と取材で聞かれることが多く、志村さんに相談したことを吐露。すると、「ギャグなんて、そんな簡単にできるもんじゃない。俺だって、“アイーン”と“バカ殿”と“変なおじさん”ぐらいしかねーんだよ。この3つをいかに大事にやるかなんだよ」「いまだに“アイーン”とかで喜んでもらえるんだから。お前らも次なんか考えるな」と諭されたそうで、「“欧米か!”をしっかりやることなんだよと言ってくださった。それをずっといまだにやってますけどね」と志村さんからの教えをかみしめていた。

【編集部MEMO】
ダイジノは、2020年11月に公式YouTubeチャンネル『放課後ダイノジ【バラエティチャンネル】』を開設。大地洋輔と大谷ノブ彦がそれぞれ14歳の中学生に扮し、お笑い、野球、映画、グルメ、漫画など様々なテーマでトークや企画を繰り広げている。