JR九州は22日、「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(2024年4~6月開催)に合わせて運行開始する予定の新D&S列車「かんぱち・いちろく」の運行開始日・発売開始日・販売価格が決定したと発表した。

  • 特急「かんぱち・いちろく」外観CGイメージ(designed by IFOO)

博多駅・久留米駅から由布院駅・大分駅・別府駅へ向かう特急「かんぱち」は月・水・土曜日、別府駅・大分駅・由布院駅から久留米駅・博多駅へ向かう特急「いちろく」は火・金・日曜日に運行。4月26日の特急「いちろく」から運行開始する。

「かんぱち・いちろく」の座席は、JR券と沿線こだわりの食事がセットになった旅行商品として、専用ウェブサイトやおもな旅行会社で発売(座席のみの販売は行わない)。JR九州企画・実施分(4月26日から9月30日までの出発分)は3月7日11時から、「かんぱち・いちろく」専用サイトにて販売を開始する。「みどりの窓口」での発売は行わない。

ソファ席(2~3名)・BOX席(1~2名)・BOX席(3名)・BOX席(3~4名)・BOX席(5~6名)の旅行代金は大人1万8,000円・こども(6~12歳の小学生)1万5,000円。畳個室(4~6名)の旅行代金は大人2万3,000円・こども(6~12歳の小学生)1万9,000円。BOX席(1~2名)を1名で利用する場合、旅行代金が1万円追加となる。他の旅行会社が企画・実施する分の発売方法・価格等については、各旅行会社に問い合わせる必要がある。

  • 1号車イメージ

  • 2号車「ラウンジ杉」イメージ

  • 3号車イメージ

  • 3号車畳個室イメージ

特急「かんぱち」は、博多駅12時19分頃発・田主丸駅13時22分頃着(約12分程度停車)・恵良駅14時52分頃着(約16分程度停車)・由布院駅15時41分頃着・大分駅16時39分頃着・別府駅16時59分頃着で運行。フルーツや酒蔵で知られ、カッパの形をした駅舎も有名な田主丸駅、八鹿酒造の最寄り駅である恵良駅でおもてなしを予定している。月曜日は「中洲 松」の和食、水曜日は「味 竹林」の和食、土曜日は「FUCHIGAMI」のイタリアンを提供する。

特急「いちろく」は、別府駅11時0分頃発・大分駅11時22分頃発・由布院駅12時27分頃発・天ケ瀬駅13時17分頃着(約9分程度停車)・うきは駅13時58分頃着(約20分程度停車)・久留米駅14時57分頃着・博多駅15時47分頃着で運行。別府湾を眺めながら大分駅・由布院駅を経由し、天ヶ瀬温泉のある天ケ瀬駅、フルーツの里とされるうきは駅でおもてなしを予定している。火曜日は「Tomo Clover」のフレンチ、金曜日は「裏舌鼓」の和食、日曜日は「兎と亀」の和食を提供する。